ちょっといい話 2                                                                                 hyoushilogo2.gif (1530 バイト)lleand

21.「至言」

「私はその行為に責任があるのだろうか? ないのだろうか?」という疑問が

心に浮かんだら、あなたに責任があるのです。

22.「至言」<フランシス・ベーコン>

失敗に終わったために失ったものと、試みもせずに失ったものとは、

比較の対象にはならない。

23.「新庄選手の『おきて破り』」〜週刊現代より

・・・自軍の大量リードにもかかわらずノー・スリーから打った新庄は数日後に

肩に死球をくらい、メッツの選手やコーチたちは、それは意図的なデッド・ボールであり、

新庄は「罰せられた」とみなした。

新庄は一塁に歩き、ウェイティング・サークルで、新庄がぶつけられたのを見たジールは

怒り心頭に達し、初球をスタンドに叩き込んだ。

ジールは言った。「新庄のためにどうしても打ちたかったんだ」

ジールは三塁をまわったところで、相手投手に叫んだ。

Suck on that for Shinjou”(新庄の代わりにザマー見ろだ)

これに反応して両軍から選手たちが飛び出し乱闘寸前になった。

他のメッツの選手たちも新庄へのデッド・ボールには怒っていた。

「新庄はアメリカにきてまだ日が浅い。マリーンズ側はその辺を理解してやるべきだ」

試合終了後、新庄はホームランを打ったジールを抱きしめた。

そうして、じっと彼の顔を見つめ、自分の目を指しながら、こう言った。

”Me cry.”(本当は”I cried.”というべきだが・・・。

ジールは新庄の真意を理解した)その英語を聞いて、ジールも思わず

泣き出しそうになったのだ。

24.「久松真一の遺詠」

哲学者であり、禅者であった久松真一は1980年に90歳で亡くなった。

家族は久松の遺詠を尊重して葬儀などはいっさい行わず、近親者だけで密葬にした。

久松の遺詠は、

「我死すも引導、追善、葬(弔い)無用、むくろは荼毘(だび)て骨な拾いそ」

25.「至言」<マザー・テレサ>

愛の反対は憎しみではない。愛の反対は無関心である。

26.「ある少女の投稿」〜ある音楽雑誌への少女の実際の投稿

人並みに高校を卒業する時が来るわけ。トーゼン大学入試なのよね。

そいで通りそうもない所ばっか4つ受けるのね。

それがなぜかひとつだけ合格したりして、もうターイヘン。

ところが行きゃあいいのに行かないのね。で、浪人しちゃうわけ、結局。

予備校に行ってると気がつくのね。勉強しなきゃいかん、なんて一人前に。

それが1日の終わりだったりして。遅いんだ!ハハハ!

すると予備校の授業、終わっちゃうのね。

1週間すると有名私立の入試があるのね。通ると思ってたら意外、

ム!?意外と難しいのね、これが。

で、終わってウチに帰ると熱が出るわけ。インフルエンザなんですよ、不思議に。

3日位寝込んだりして。それがモトかどうか知らないけど、結果的にゼ〜ンブ落っこちたりして。

2浪しちゃうわけ。気がつくともう二十歳(ハタチと読もう)なのよね。

そのとき初めて浪人のワビシサがわかったりして。オオワライ。ナミダが出るほど笑ったりして。

(19歳浪人)

27.「金で買える愛」

世の中で、ただひとつ、金で買える愛がある

「それは犬を買うことである」

28.「つまらない人間」

イギリスの歴史家ハロルド・ニコルソンがあるとき息子に言った。

「つまらない人間というものは、千人に一人ぐらいしかいないものだ。

ところが、そういう人間はおもしろいんだ。千人に一人しかいないんだからね」

29.「盲導犬」

盲導犬は生後すぐパピーウォーカーの家庭で愛情をもって育てられ、

1歳ごろ厳しい訓練を受けるため訓練所に入ります。盲導犬として、

働いたあと10歳前後で飼い主と別れ、リタイア犬として施設に入るか、

リタイアウォーカーの家庭で余生を過ごします。

一生で4回も飼い主とのつらい別れを経験するわけで、犬には大きな

ストレスとなり、そのために飲食を断って死亡するケースもあるそうです。

盲導犬にいちばん多く使われる犬種はラブラドール・レトリーヴァーです。

利発で従順で体が大きいという資質のためですが、実はもっと、意外で

大きな理由があるのです。この犬種は他の犬種よりも飼い主に対して

執着をみせないというのがその最大の理由だそうです。

30.「至言」

金銭で幸福を買うことはできない。しかし金銭があれば安心して幸福を

さがすことができるのも事実である。

30.「至言」 <ウィリアム・アレン・ホワイト>

人間にはだれにでも欠点がある。しかし、他人は私の欠点に対して、

これまで実に大目にみてくれた。だから私としても、彼らの短所に寛大で

あることによって、その恩に報いるべきなのだ。

31.「至言」 <クラレンス・ダロウ>

人生のはじめの半分は両親にメチャメチャにされ、人生の後半分は

子供たちにメチャメチャにされる。

32.「夢と睡眠と記憶」

まだまだ、分からないことだらけだが、夢と睡眠と記憶の関係がおぼろげながら

判明してきたようだ。睡眠には、REM睡眠とノンREM睡眠があり、REM睡眠の

ときに人は夢をみる。脳波上で、REM睡眠のときに覚醒させると、被験者は夢を

見ていたということが多い。REM睡眠をさせないようにすると、疲れが取れず、

精神的にも不安定になる。では夢とはなんだろう? 夢と記憶の関係が研究され、

その深い関係が明らかになりつつある。人は生活する上において、種々の記憶をするが、

夢が、必要な記憶と不要な記憶の取捨選択し、脳内で並べ替えるのだという仮説がある。

多くの記憶をさせたあと、眠らせるグループと眠らせないグループに分けた記憶テストを

実施すると、眠らせたグループの方がずっと成績がよかったのである。

33.「至言」

「肉親を愛してはいても、彼らがいないと、不思議と心が安らぐときもある」

34.「至言」

「習慣とは、ひと昔前までのばんそうこうのようなもの。すぐにくっつくが、

時間がたつにつれて取りにくくなる。そして無理にはがすと、

皮膚やかさぶたが一緒についてきて、痛い思いをすることになる」


35.「そして誰もいなくなった」〜アガサもいなくなった

アガサ・クリスティ自身が1926年に失踪事件を起こしたことがあった。

「ドライブにいく」と言ったまま行方不明になった。コートや身の回りの品を

残した彼女の乗用車が見つかり、大掛かりな捜索が行われた。

11日後に発見され、事故の衝撃で記憶を一時的になくしたらしいと

されていた。ところが、ジャラッド・ケード氏の新著「アガサと11日間の失踪」

によると、事実は夫が週末に愛人と会うのを妨げようとクリスティーが自作自演を

計ったものとのことである。

*彼女の作品で、「私」が犯人だったというのがあり、そのアンフェア性で論争になったことがありますね。

36.「立ち読み」

<やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君>

ご存知与謝野晶子の歌ですが、俵万智が現代風に訳したものが次の一首。

<燃える肌を抱くこともなく人生を語り続けて寂しくないの>

ふ〜ん、なるほどね、本屋での立ち読みでした。

37.「至言」 ビスマルク(鉄血宰相)

あることについて、基本的に認めると言うのを聞いたら、相手には、

それを実行する意思などまったくないと思えばよい。

38.「至言」

まっとうな宗教かどうか見分ける方法が1つだけある。

その宗教が信者に金をせびるかどうかである。

39.「小津作品との邂逅について」〜ヴィム・ヴェンダーズ

私が小津さんの作品を知ったのは、最近のことです。よく覚えていますが、

72年のニューヨークでした。偶然「東京物語」上映中の映画館に行き当たりました。

ドイツ語でよく言われる言葉ですが、雷にうたれた感じでした。

最初から最後まで、泣き通しでした。実は、私はそれまでに一度も泣いたことがなく、

まして映画を見て泣くなど、あり得ないと思っていました。

40.「タフでなければ・・」

レイモンド・チャンドラーの小説「プレイバック」には、ちょっといいセリフがいくつも出てくる。

女に「あなたのようにタフな男がどうしてそんなにやさしくなれるの?」と

問われた私立探偵フィリップ・マーロウは、

「タフでなかったら、生きていられない。やさしくなれないのなら生きている資格がない」という

有名な一言を吐いています。

もうひとつ、マーロウに恋心を抱いた女が、

「もうあなたには会わないわ。会いたくないわ。しじゅう会えるんじゃなければ、全然会わない方がいいわ」

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