ちょっといい話 9                                                                              hyoushilogo2.gif (1530 バイト)lleand

 

161.「特別な完全試合」

完全試合を審判の誤審でフイにしたガララーガがタイガースの公式サイトで

次のように述べています。

「誰も終わったことは変えられない。僕はみんなが喜んでくれ、そして僕が

完全試合をやったと信じてくれていると分かっている。史上、完全試合が

何度あったかと話題になるたび、20という数字とともに、みんな僕の完全試合を

挙げるだろう。だって僕のはアウトを28も取った特別なヤツなんだから」

(6月8日 産経新聞)

162.「ウソ発見器」

ウソ発見器の研究者によると、犯罪者は、結果が陽性に出たときの言い訳を

前もって用意していることが多いそうである。

「私はやっていないけど、殺したいと思ったことがあるから陽性にでるかも」とか、

「やってないけど夢にみたことがある」とか。

夫人を殺したかどで裁判になり、疑惑を残したまま無罪となったO・J・シンプソンも

かって友人に、

「ウソ発見器は受けたくない。なぜかって妻を殺す夢はしょっちゅう見てたから」と

述べたことがある。

ウソ発見器についての専門家でもあった、この友人は、シンプソンのこの一言で、

即座にシンプソンが殺ったと確信し、震えがとまらなかったと述べている。

(シーラ・ウェラー著「O・J・シンプソン事件の真相」より)

163.「香水」

"Support Scent"はオーストラリアの盲導犬の育成をたすけるためのキャンペーン。

この香水を買うと、盲導犬協会に自動的に寄付がなされます。この香水をつけていると、

目の見えない人にもそれとわかるんですね。

“Thank you”

“Sure(どういたしまして)”

二人の表情、言葉、とてもいいです。

164.「苦境のバッファローを助けたものは」

動物たちには、思いやり、他者への同情や悲しみ、無償の愛などといった人間に

特有とされる感情がみられるのだろうか。利他的にみえる行動も遺伝子に支配された

ただの反応なのか。

動物の利他的行動には懐疑的な学者も多いですが、この象の崇高な行動をみると

私は断然、遺伝子に支配されない利他的行動が動物にもあると思います。

165.「いい席ですよ」 とどさん

新婚カップルが大韓航空のチェックインカウンターでチケットを

受け取ろうとしていた。

航空会社の職員が笑顔でチケットを手渡すときに花嫁が

「この席はいいですか?」と尋ねた。

職員は「ええとってもいいお席ですよお客様」と答え次のように続けた。

「あなた様はとってもハンサムな紳士の横に座れますしお連れ様は

美しいご婦人のお隣の席なんですもの」

166.「マサイの戦士」

この自信たっぷりな動き。男も惚れる、実にかっこいい男たちです。

象やハイエナにも簡単には逃げない、誇り高い15頭のライオンたちに、

たった3人のマサイ戦士が・・・。人間の強さを感じます。

167.「ママへの手紙」

「ママへ。

いきているといいね

おげんきですか」

先の宮古市の津波で両親と妹を失った4歳の女の子のママへの手紙。

避難先の親戚の家で書きながら疲れて寝入ってしまった少女。

(3月31日付読売新聞より)

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168.「青梅マラソン」 TODOさん

 T駅前の寿司屋さんのご主人Mさんは毎年のように青梅マラソンに出て走っています。

ご主人の言うには「私が最初に青梅マラソンを走ったのは19歳の時です。その時に生

まれて初めて自分が成功したことに対して人に感謝したんです。それまでは、なにか

が上手くいっても自分一人の努力で成功した、たとえチームプレーのスポーツで勝っ

ても自分のおかげて勝てたと思っていたんです。可愛くないヤツでしたね。でも、青

梅マラソンを完走したときに助けられて走ることが出来たって、初めて人に感謝する

のを覚えたんです。それ以来ずっと出ています」とのことです。

Mさんによると、今は各地に市民マラソンはありますが、青梅マラソンはその走りだ

そうですね。昭和42年に「円谷選手と走ろう」を合い言葉に始まったそうです。

市民全体が準備して、ボランティアで運営されていて、沿道の市民による応援もすご

いそうです。

走っていて疲れてくると糖分が欲しくなります。沿道には市民から飴、チョコレート

バナナ、ミカンなどがランナーのために準備されているそうです。大福をもらった

人もいるそうです。

初出場のM青年はヘロヘロになった時に、市民からの応援と頂いた糖分で完走できた

と実感したそうです。それで、人に対する感謝、「お陰様」の気持ちを知ることが出

来たとのことです。今はどうか分かりませんが、ゼッケンと名前のリストが沿道では

配られていて、速いランナーは通り過ぎるのでそんな余裕ないですが、ヘロヘロに

なって遅くなると、番号と名前を照合する時間があるわけです。すると沿道から名前で

「ほらMさん、頑張って、もう少しでゴールよ」って声援されるそうです。

169.「夏への扉」

私はロバート・ハインライン 「夏への扉(The door into summer)」が好きで、

ブログ名にしています。ハインラインはこの小説についてこう述べています。

 

私はこの小説を、一冊分の仕事としては今までになく速く、たった13日で書きあげた。

コロラドのある大雪の日、家のオスネコは自分のネコ用のドアから外に出ることを嫌がり、

私の妻に「人間用のドア」を開けさせた。それでも気に入らなくて、次から次へ7つのドアを

開けさせた。妻は言った。

「彼は夏への扉を探しているんだわ」

私は閃いてただちに書斎にこもり、13日後に完成した小説原稿をもって出てきたのだ。

 

「・・・人間用のドアの少なくともひとつは、夏の世界に通じているとピートは

信じて疑わなかった。ということはそのたびにぼくは、やつといっしょに、11

ドアをひとつひとつぜんぶ開けてみせなければならないということだ。

ドアを開けてやって、ピートがその向こうは冬であることを納得すると、また次の

ドアのところへ行く、そしてひとつ開けては失望する・・・夏への扉の探求を

やつはあきらめようとはしなかった。そのころ、ぼくもいっしょに夏への扉を探し

つづけていた・・・(小尾芙佐氏 訳)」

170.「情熱的な歌」

建築家の長尾宜子は50歳前に癌を宣告され、5年の闘病の後亡くなった。

闘病中に詠んだ歌が情熱的で切ない。

「この上は 燃えるがごとき恋をして 癌細胞を 焼きつくしたし」

171.「ジョンの敬礼」

ケネディ大統領が暗殺され、19631125日に国葬が行われました。

このときのジョンの敬礼の場面は全世界の涙を誘いました。

ジャクリーンが息子のジョンに「お父様にお別れの敬礼をなさい」と言います。

今まで何度も敬礼の練習をしましたが、手の位置や角度が変でだらしない

敬礼だったのが、このときは一歩前に出て完璧な敬礼をしました。

参列者はジョンが悲しんでいるのがよくわかったといいます。

式を執り行ったカッシング枢機卿は、10数年後のインタビューでもこのときの

様子を語ることができなかったそうです。

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172.「神が舞い降りた奇跡のゴール」

世界女子サッカー決勝戦で沢選手の放った同点ゴール。この角度から撮られた写真は珍しい。

沢は右足でボレー・シュートをします。しかしゴールは沢の右後方。

前から飛んでくるボールを右足で右後方に蹴るのは至難に近いです。

ゴール付近は敵味方入り乱れています。沢の放ったはボールはまっすぐに

背番号20番のワンバックの方に飛んで彼女に当たる寸前で、あり得ない角度で

左に曲がってゴールに飛び込んでいきました。

神が舞い降り、苦難続きの日本を救ってくれたのでしょうか。

173.「ホープ・ソロ」

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アメリカ女子サッカーチームのゴールで守護神のように日本に立ちはだかった

ゴールキーパーのホープ・ソロが敗戦後に述べた言葉は潔く、清々しい。

「我々は偉大なチームに負けました。日本チームに何か大きな力が後押しして

いるように感じました。もし他の国に負けるなら、それは日本であるべきといつも

思っていました。だからうれしかった。日本はそれに値します」

174.「ベルギーアントワープ中央駅でのドレミの歌」

175.「泣くなアメリカ 宮間選手のハグ」

熊谷選手が決勝ゴールを決め、歓喜に沸く日本チームのなかで、ただひとり、

宮間選手はアメリカ選手たちの方向に歩んでいきます。

今回の世界女子サッカーでもっとも美しく忘れがたい光景のひとつです。

176. 「佐々木則夫監督となでしこたちの133日戦争」〜週刊現代

・・・もちろん、チームがただの仲良し集団になつただけで世界一を勝ち

取れるほど、スポーツの世界は甘くない。リーダーたる者、非情に徹して

人を切らなければならないときもある。

佐々木監督がその悩みに直面したのは、北京五輪でベテランGK

山郷のぞみを代表メンバーから外したときだった。

山郷は、それまで10年以上なでしこのゴールを守り、全員の精神的支柱

でもあった。しかし、五輪のチームにはGK2人しか登録できない。

佐々木監督は、あえてチームが精神的にバラバラになるリスクを冒して

山郷をバックアップ(補欠)に回し、若い福元美穂と海堀あゆみを選んだ。

五輪前の1次キャンプ後、チームを離れることになった山郷は、不平も

漏らさず、ただ仲間たちを激励して去っていった。その後ろ姿を見ながら、

佐々木監督も選手も泣いたと、いう。

177.「ホッキョクグマとアザラシ」

178.「お母さん、お帰り」

 

179.「マッコウクジラとの遭遇」

180.「木星と衛星たち」

木星が徐々に天頂から低い西に降りてくるようになりました。
我が家の「西の窓観測所」から木星を撮ってみました。
おお、木星と4個の衛星(ガリレオ衛星)が写っています。
上からガニメデ、エウロパ、イオ、木星、カリストです。
カリストが見えにくい場合は部屋の電気を消してみてください。
最近のカメラは高性能です。望遠鏡なしでこれだけ写るんですから。
BGMはもちろんホルストの「木星」です。(笑)

 

 

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