ジョーク19lleand                                                                     hyoushilogo2.gif (1530 バイト)

901.「二人の子供の会話」

「目をつぶって、これをなめて、何だかあててごらん?」

「アイスクリームじゃない?」

「いや」

「カスタード?」

「ちがう」

「なにかヒントは?」

「人間が食べるものじゃないんだ」


902.「プロレス」

あるプロレスラーが試合中に、相手のプロレスラーに向かっていわく。

「こら、いまの本当に痛かったぞ!」

903.「教訓」 tokotokoさん

誕生日を迎える為には何の努力もいらないが、結婚記念日を迎えるためには、僅かでも努力がいる。


904.「あってはいけない結婚式」

新婦がカラオケを歌ってるあいだに帽子をもって各テーブルをまわって金を集めたりなんかしている

新郎のいる結婚式。


905.「あってはいけない結婚式2」

新郎のお色直しの回数が新婦のそれより3回も多い結婚式。


906. 「あってはいけない結婚式3」

酒を飲みすぎ係の式次第の説明に、

「わかってるわよ、はじめてじゃないんだから」と居直る新婦のいる結婚式。

907.「結婚披露宴」 progressive3さん

新郎は駆け出しの医師、新婦は駆け出しの小説家。新郎の父親は某有名大学の医学部教授、

新婦の父親は大手都市銀行の頭取だった。おかげで披露宴の出席者は300名を超し、スピーチは

20人以上だった。

さすがスピーチは学のある両家だけあって格式高かったが、一人ひとりの話が長くかつ難しい。

はじめのうちは皆おとなしくしていたが、宴が3時間を超え、新婦が4回もお色直しをしてから

苛立ち始めた。

14人目のスピーチ。

「えー、幸子さん、それに高田家の皆様、本日はまことにおめでとうございます。わたくしは、幸子さんの

お父様、英信さんの友人です。英信さんは大変複雑な思考をお持ちの方でして、英信さんが株を買うと

株価が下がり、売ると上がるのです。ですからわたくしは英信さんが売ったときに買い、買ったときに売る

ようにしております(後略)」

15人目のスピーチ。

「わたくしは、新郎・博さんの大学の某科の教授です。博さんは学業熱心でして、学生時代に……

何と申しましょうか……女性器について真摯な質問をなさったのが印象的でして(後略)」

16人目のスピーチ。

「皆様、わたくしは幸子さんに国文学をお教えした鈴木と申します。幸子さんは大変ざっくばらんな方で、

わたくしとも何回も密会して下さいました。今やベストセラーになっております“君の瞳に”の不倫相手役の

モデルがわたくしだと伺っておりまして、大変光栄です。文学は美でありますので、どうぞご結婚後に

流しの三角コーナーをテーマにしたような小説は書かないでいただきたく(後略)」

17人目のスピーチ。

「わたくしは博さんの同級生の金本と申します。博さんは大変好奇心旺盛なために、某科の実習のときに

女性のわたくしに、ここでは申し上げられませんが、女性のある場所を見せて欲しいとおっしゃいました。

そこで(後略)」

この披露宴後、両家の関係がどうなったのか、筆者は寡聞にして知らない。

908.「小市民」 sigonarazuさん

急行電車に降り遅れたので、各停に乗ったら携帯電話でしゃべっているネエチャンがいた。

2駅過ぎても4駅過ぎてもまだしゃっべてる。いい加減まわりの乗客もイライラしているが本人は

無頓着。7駅目、さすがの私もついにキレタ。「うるせえ! 迷惑だから、黙ってしゃべっれ!」

思い切り、心の中で怒鳴りつけてやった。


909.「3つの願い」 Masa shinboriさん

あるお役人さんが,仕事場(つまりお役所)でボーっと昼寝をしていた。そうしたら,女の人が

突然目の前に現れ,

「私は,幸福の女神です。あなたの,願いを三つかなえて挙げましょう。」と言った。

彼はすぐには信じられなかったが,丁度お腹が空いていたので,

「何かご馳走が食べたい。」と言った。

その途端,目の前に食べきれないほどの料理が並んだ。これが,一番目の願いだった。

次に彼は,「美女ばかりのいる南の島へ行きたい。」と言った。言うやいなや,彼はビーチに

いて美女に囲まれていた。

そこで彼は,3番目の願いとして,

「もう働きたくない。これから一生働かなくてすむような生活をしたい。」と言った。

気が付いたら,もとの役所の机の前に座っていた。

910.「小耳にはさんだ話」

テレビ・アナウンサーいわく、「CMの間にトイレに行かれたみなさんのために、もう一度

CMを繰り返します」

となりのおやじ「DOS」を変えるといったので、これまた古いパソだなと思ってたら老眼鏡

の度数だった。

911.「でなければよかった合コン」TotijiIshiharaTintarouさん

早稲田の人ばかりだというので参加したら、全員、早稲田予備校の人だった。


912.「夢の旧作」 mai 01さん

A「昨日夢の中で吉永小百合に迫られたんだ」

B「そいつは良かったねぇ」

A「それが良くないんだ。夢の中で俺は高倉健だったんだ・・・」

913.「モラル」

飼猫の腹が異常に膨れているとの電話を受け獣医が往診に出かけた。

獣医「妊娠のようですな。そこに雄猫がいるようですし」

飼主「バカなこといわないでよ。なんてこというの。あれは弟のチャッピーよ」

914.「秋の思い出」 sigonarazuさん

この時期になると中学の頃の体育祭を思い出す。

本番よりも練習の方が懐かしい。というのは…

男子と女子が大きな輪になって、オクラホマなんとかっていうフォークダンスを踊る。あれは順々に

パートナーが代わっていく。しかも右回りに回ったり、左回りに回ったりして。それを練習では何度も

踊った。実は好きな子がいて、その子まであと何人って数えるのだが、あと1人2人というところで

逆回りになったりして、なかなか一緒にならないもどかしさ……。

学校を囲む黄色くなった水田の風景とともに、胸の鼓動がよみがえる。

*こんな中学生がめっきり減ったので、文部省は「絶滅危惧種」としてレッドブックに載せるらしい。

915.「竹下登」 sigonarazuさん

竹下登は、「言語明瞭、意味不明」で有名な元総理大臣だ。

彼は島根県出雲地方出身だが、松本清張の“砂の器”で知られるように、そこでは東北地方と

よく似た訛の方言が使われる。もちろん彼の発音も例外ではない。

その竹下が首相として訪米したときに、スピーチの最初の自己紹介を英語で行った。

「私はこれでも若い頃、英語教師でした。今だから言いますが、私の教え子たちは本当に

気の毒な生徒だったと思います。」

ずいぶんと訛のきつい英語だったと思うが、アメリカの人たちは大爆笑だった。

このときばかりは、竹下も「言語不明、意味明確」だった。 

                              …実話です。 

916.「人間観察」 sigonarazuさん

電車の中で文庫本を読むとき、タイトルを知られたくないのかわざと本のカバーを裏替えして

いる人がいる。カバーがまっ白になってしまうから自分でもタイトルが分からない。

よく見ると、鉛筆で薄く「重役秘書○○遊戯」と書いてる人がいた。

917.「人間観察2」  sigonarazuさん

仲の良さそうなおばさん2人の会話。

「この前、テレビで『蛍の墓』見た?」

「ううん、見てない」

「あれは泣けるわ。アニメだったけど私、正座して見たもん」

「ふ〜ん」

「前に本でも読んだけど、あれは野坂昭如、生涯の傑作だと思うわ」

「そう? 私はやっぱ、隣の山田君が好きだわ…」

この2人、よく友だちでいられるなと思った。

918.「みにくいアヒルの子」 depreciation さん

ある池に、みにくいアヒルの子がいました。

なんと言ってもアヒルなので、鳥目ですから、夜はあたりの物が、「みにくい」。

ある池に、みにくいアヒルの子がいました。みにくいということで、兄弟からはいじめられ、

仲間からは馬鹿にされ、散々な日々を送っていました。

でも、みにくいアヒルの子は知っていたんです。自分が本当は白鳥の子供で、今自分のことを

馬鹿にしている連中を、将来見返すことが出きることを。

そして、みにくいアヒルの子が成長して成鳥(ん?)になると、まわりの鳥たちは、目を見張りました。

そこには、みにくいアヒルの成鳥が。世の中そんなに甘くないんですね。

ある池に、みにくいアヒルの子がいました。

みにくいアヒルの子は成長すると、みにくいアヒルになりました。きっと親に似たんですね。

なにしろ、みにくいアヒルが産んだ子ですから。

「みにくいアヒル」の子。

ある池に、小さな物ばかりを食べているアヒルの子供がいました。ミニ食いアヒルの子。

919.「タコ焼き」  pancake 103kg

客「なんだこのたこ焼きは!ぜんぜん、たこが入ってないじゃないか!」

店主「そんなこと言われてもお客さん。私は鯛の入ってるたい焼きなんてみたことないですよ。」

920.「石油王」

アメリカのある石油王の億万長者がピカソをたずねたあとでもらした感想、

「あんなすこしばかりの油で、あれほどの財産を築いた男をわしは知らんな」

921.「バーゲン」

フェラガモのバッグやセーターの販売会で恐ろしい光景をみた。女性たちは、入り口で

並んだあと目当てのものが陳列されてある場所まで全速力で(100mを8秒くらいで)走る。

その後がおとろしい。欲しいものを奪い合うのではなく、一人で10品くらい抱え込み、その中から

不要なものをその辺にポイポイ捨てるのである。


922.「恥ずかしい話」 tokotokoさん

私もホントに恥ずかしかった。

先日友人の家でお昼をご馳走になった。

なんかずいぶん量が多いと思いながらパスタを食べ始めたら友人との2人前だった。

923.「恥ずかしい話2」 Markeさん

イタ飯屋のレジで、脇においしそうなソースやパスタが並んでいた。

お金を払う時に「じゃ、これも・・・」と、つかんだら

”ディスプレイ用です”だって。


924.「面接」 progressive3さん

「トーマス君、我がセント・ポール幼稚園の面接に来てくれてありがとう。

君は優秀な大学を出ているし、大手銀行に勤めていた経歴もある。

だが、履歴書を見る限り、ひとつ不安な点がある。92年から今年までブランクがあるが、

いったい何をしてたのかね」

「ええ、まあいろいろありましたが旅行に出かけていました」

「7年間もかい?」

「はい、僕は冒険好きなんです。まず、銀行を辞めてから、南アメリカのジャングルに行きました」

「なぜだね」

「ゴリラを観測したかったからです。その研究の成果を『知られざるゴリラの姿』という題名で出版しました。

それからエベレストに登り、アフリカ大陸を自転車で縦断しました」

「……」

「あ、そうそう、南極に2回行きました」

「よろしい。トーマス君、そんなに大胆な冒険好きの君が、なぜ幼稚園の教師をしようとしてるのだね」

「園長、冗談はよして下さい。足取りのおぼつかない4歳児が所狭しといる幼稚園の中で歩くことが

僕にとっては冒険なんですから」

925.「名作三重死」 progressive3さん

はじめにダルタニャンがパリに出てきて近衛兵に殺される。次に、せっかく天国に行ったのに不器量な

愛馬を乗り回しすぎて神の怒りに触れて地獄に落とされる。最後に、地獄で自分が以前殺した近衛兵と

出会い、決闘になって殺される。

岩○文庫よりアンコール出版の三重死。作者はアレキサンドル・デマ。

926.「名作 菊池寛 『父帰る』」

孤独な老女の話。

田舎の侘びしい1軒家にひとり住む老女。訪れる人もなくもう2年くらいはクチキカンの状態である。

ただひとつの慰めはカエルと戯れることだけ。老婆は、カエルが老婆の垂れ下がったチチを柳と

間違え飛びつこうとするのを終日眺めるという、叙情豊かな作品。

927.「水溜まり」

大雨が降ったあと、田舎をドライブしていた旅行者が大きな水溜まりにさしかかった。

そばにいた農夫が大丈夫と答えたので、そのまま車を突っ込んだ。すると、彼の車は

水没してしまった。旅行者は農夫を怒鳴った。

「この水溜まりは浅いと言ったんじゃないのかね」「おかしいな」と農夫は言った。

「うちのアヒルの胸までしかなかったけどなあ」


928.「あれ? もう帰って来たの」

母「あれ?嫁いだばかりなのに、もう帰ってきたの?」

娘「うん、今日夕方から合コンがあるんだ」

929.「あれ? もう帰って来たの2」 ZOFYさん

妻「あれ?『鳥取に旅に行ってくる』って出かけたばかりなのに、もう帰ってきたの?」

夫「うん、駅に行ったら借金取りがいやがったんだ。ところで、ベッドの下に隠れている

その男はだれだ?」

930.「あれ? もう帰って来たの3」

妻「あれ?もう帰ってきたの?手術する日じゃないの?」

夫「うん、ビデオ忘れたんだ。『胆嚢を摘出する洗練された方法』

  ところで、ベッドの下に隠れているその男はだれだ?」

931.「あれ? もう帰って来たの4」 ZOFYさん

妻「あれ?もう帰ってきたの?懲役10年じゃなかったの?」

夫「うん、看守vs囚人のフットボールの試合があって、

  タッチダウンを決めた騒ぎに乗じてそのまま走って逃げてきたんだ。

  ところで、この子供たちは何なんだ?」

932.「時価」 March Hareさん

それはs氏が寿司屋に行ったときのことだった。

品書きを見るとどれも「時価」になっていた。

s氏は驚愕した。どのネタを食べても同じ値段とは!

当然、s氏は高い物ばかりたくさん食した。

彼はおあいその時、時価の意味を知った。


933.「最高の製品」 cedarmさん

私の聞いたところ、最高の製品の条件は、「程良く壊れる」

だそうです。

結局、売れないとだめだそうな。

934.「自慢」

私の知り合いの写真家の自慢のひとつ、

「現像液は補充をくりかえし、親の代から取り換えたことがない」

もう一人の友人の自慢は、

「フィルタを変える方式なので風呂の水を取り換えたことがない」

おでんのたれじゃあるまいし(笑)。

それをきいた、もう一人の友人、

「まだ一度も妻を取り換えたことがない」


935.「お気に入り映画」 sigonarazuさん

<ジョーズ>

 初めて海で泳いだ赤ん坊を取り巻く家族愛の物語。上手、上手…。

<スターウォーズ>

 スターの子供たちが運動会の騎馬戦で繰り広げる壮大な戦い。

子ばっかでなく、チューバッカや大ばっかも出演している。

<アナコンダ>
 
アマゾンの巨大な蛇に追われた人たちの逃げ込んだ洞窟が狭くて、

穴混んだという超ド級のB級映画。

<エイリアン>

 大阪生まれの宇宙怪物エイリやんが、人間を食い散らかすSF恐怖映画。

最後は食い倒れて自滅する。

936.「死ぬなら今のうち」 depreciationさん

10年ほど前から閻魔大王の事務所(?)では、OA化、お役所化が進んでいるようです。

そもそものきっかけは、さすがにご高齢になられた閻魔大王が、風邪を引き込んで寝込まれて、

その間、地上の時間で3年ほど、大王不在の状態が続き、大王不在の時の内規によって、

全員天国行きになったという事件でした。

以前は、人が死ぬと、閻魔大王のところに、その人の生前の行状を映す鏡があって、

それを見た閻魔大王が、天国行きか、地獄行きかを決めていました。

ところが、近頃では、人が死ぬと、まず閻魔大王の部下の鬼のところに行き(それも長い行列で、

3カ月待ちくらいなんです:なにしろお役所仕事で)、その鬼がPCで名前と生年月日を打ち込みます。

すると、そのPCとつながれたプロジェクターから、大型スクリーンに生前の行状が映し出され、

それを見た牛頭、馬頭が天国行きか地獄行きかを決めて書類にし、それに閻魔大王の秘書が

判子を押して、その後、2カ月ほど待合室で待ってから、それぞれの行き先に振り分けられるそうです。

ところで、最近この事務所で困っていることがあるんです。

それは、ご多分に漏れず、2000年問題。

閻魔大王のところで入れたPCとプログラムは、入札で決められたものなので、一番安かった

システムを導入してしまい、2000年問題に対応していないんです。そこで、鬼たちが集まって、

どのような対応をしようかと会議を開くことになったのですが、この会議、まったく話し合いに

なりませんでした。なにしろ、鬼です。

来年のことを言うと、笑ってしまうので、「2000年問題」という単語すら言い終えることができないのです。

そんなわけで、閻魔大王の事務所では、2000年問題の対応ができていません。

さて、さと3カ月ほどで2000年になります。閻魔大王の事務所では、PCがストップしてしまい、

まったく事務処理ができなくなります。

今巷間でささやかれているところでは、その際には、大王不在の時の内規を準用し、全員天国行き

になるとのことです。ところで、閻魔大王の事務所の鬼の仕事は3カ月待ち。

わかりましたか?

死ぬなら今です。

937.「横山ノック」  sigonarazuさん

20年も前になるだろうか、参議院議員選挙。

候補者は、横山ノック(本名 山田勇)と沓脱(くつぬぎ)タケ子。

互いに相手候補を強く意識した選挙戦となった。

沓脱陣営  「ノックは無用!」   これに対して

横山陣営  「沓脱は下駄箱へ!」

大阪選挙区を征する者は、先ずシャレで勝たねばならない。


938.「ことわざ<暑さ寒さも悲願まで>」 progressive3さん

北海道は春分の日を白銀の世界で迎える。道民はもっと暖かくなって欲しいと願うが5〜6月まで

願いは叶わず厳しい寒さが続く。

一方、沖縄県は秋分の日を真夏日で迎える。県民はもっと涼しくなって欲しいと願うが12〜1月まで

待たないとその願いは叶わない。

939.「ことわざ<雨降って地固まる>」

雨が降ると痔がよくなること。経験則から割り出した古老の貴重な教え。

940.「ことわざ<風が吹けば桶屋が儲かる>」

風が吹いたり雨がふると音楽会は盛況となりオ-ケストラ屋がもうかる。


941.「ことわざ<死人にくちなし>」Mrach Hareさん

我が国でも脳死移植が認められた。脳死に限らず、死者の臓器を臓器移植に用いることは

一般的なことである。例えばアイバンクがそうである。そして医学の進歩に伴い移植できる器官は

増えていく。いずれは耳や口まで移植されるようになるだろう。

942.「高利貸」 March Hareさん

今日はみなさまにお知らせがあって参りました。もしお金に困っているようでしたら、是非私のお店に

いらっしゃい。お客様が必要とされるだけのお金をご用意させていただきます。返済期限についても

ご相談に乗ります。それはもう10年でも20年でも、いえいえ100年でもかまいません。ただし、必ず

返済はしていただきます。えっ、返す金がなければどうするのかですって?ご心配には及びません。

私共は暴力が嫌いでして、返済されるまで嫌がらせをしたり、無理矢理搾り取ったり等ということは

致しません。そのかわり、お金がなければ別の物で返済していただきます。

いえいえ、そんなに警戒されることはありません。別の物といっても誰もが持っている物でございます。

ですから、結局のところ返済できないということはないのです。ただし、利子は少々割高です。場合に

よってはお客様のみならず、お客様のお子さんやお孫さん、さらにはその子たちにまで及ぶかもしれません。

えっ?そんなに利子が高いなんて酷い、まるで悪魔みたいだですって。ええ、その通り。実は私は悪魔で

ございます。ですが、ご心配には及びません。先ほども申しましたように、お金がなければ誰もが持って

いるある物で払っていただきますから。そう、魂ですよ。我々にとってはこちらの方がお金よりよほど大事な

物でして。客なんて来るのかですって?それはもう繁盛させていただいております。皆さん、目先のお金に

ついつい目がくらんでしまうんですよ。

皆様のご来店をお待ちしております。

943.「ことわざ<渡る世間に鬼はなし>」  progressive3さん

長引く不況、政治不信、学級崩壊、地震の多発……。

世知辛い昨今、世の中をサヴァイブする我々にとって、庭園などのんびりしたところは無いという意味。

         (渡る世間にお庭無し)


944.「電車にて」 ZOFYさん

電車の旅も終盤に差しかかったところで、寝ていた隣の脂ぎったオヤジが

体を僕の方に傾けてきた。

『やめてくれー、オヤジに寄りかかられる趣味はねーよー』

心の叫びが通じてか、オヤジは体を5度ほど傾けたところで立ち直った。ホッと一息。

しかしそれも束の間、今度オヤジは体を10度ほど僕の方に傾けてきた。

席を立って逃げたいところだが、通路にも人があふれている状態でそれもままならない。

退屈だった電車の旅が、一転してスリリングなものになった。

『ノー、そんな簡単に人に寄りかかるようでは、あんたリストラされちゃうぞ〜。』

さすがにリストラは嫌なのか、今度もなんとか持ち直してくれた。

『普通、あれだけ傾いたら持ち直せるものではない。

 よく見たら、なかなか貫禄のあるお顔立ちをされてる。どこかの会社の社長かも知れない。』

僕は尊敬のまなざしでオヤジを見た。 ついにオヤジは体を15度ほど僕の方に傾けてきた。

最大限に避けても、もう体スレスレのところだ。

もう僕には、オヤジしか見えない。彼が世界の全てとなっていた。

『立て、立つんだジョ〜!奥さんも、きっと立って欲しいと思ってるっスよ〜!』

もはや思考は大混乱。

しかしやはり奥さんには弱いのか、今度も奇跡的に持ち直してくれた。

…ふと気付いた時には、既に目的地を乗り越してしまっていた。

当然、車掌さんには乗り越し料金を取られた。

そのうえ結局オヤジには寄りかかられ、服にはべっとり脂がついた。

僕は・・・真っ白に燃え尽きた。

945.「女房」

ふたりの男がビールを飲みながら静かに釣りをしている。

ひとりが魚を逃さないように小声で言った。

「女房と離婚しようと思うんだ。彼女、もう二ヶ月もオレと口をきかないんだ」

もうひとりがビールをすすりながら、考え深げに言った。

「そんな考えはよした方がいいよ。きょうび、そんな女は探してもいないよ」

946.「臆病」

コーヒーの注文方法によって男の性格が分る。

「カフェイン抜き、スキムミルク、砂糖なしで」というような男は

シートベルトを着用して、洗車機を通り抜けるたぐいの男である。

947.「宝くじ」 Gailさん

ある妻、家に駆け戻るなり夫に向かって大声で叫んだ。「あなた!宝くじで一億円が当たったわ!!

さあ荷造りをして!!」 「そりゃすごい!で、どこに行こうか?ヨーロッパ?それともアメリカ?」

「どこでもいいわ。とっとと出てって。」


948.「新聞記事より」 sigonarazuさん

「九重親方、はらたいら10万円???」

よく見たら、「はたいたら10万円の罰金。 千代大海への叱言だった。」

949.「インフォームド・コンセント」 progressive3さん

とある正月明けの頃、男性は風邪をひいて内科に行った。

どうして風邪をひくのかと男性が質問すると、医師が言った。

「このごろ寒いですので、体調を崩しやすいんです」

3月、男性はまた風邪をひいてその内科を訪れた。

そして前回と同じことを質問した。すると医師。

「ちょうど季節の変わり目で体調を崩しやすいんです」

6月、男性はまた風邪をひき、医師の元へ行った。と、医師。

「最近梅雨でじめじめしていて体調を崩しやすいんですよ」

8月。
「外はすごい暑いですが、ビルの中の冷房は効きすぎで体調を崩しやすいんです」

そこで男性が言った。

「先生、日本は四季があっていいですね」

950.「電車」 depreciationさん

大学で習っていた教授(当時50歳前後・妻帯者)の話。その人、女子大でも教えていて、

ある時、生徒から誘われて(大喜びで)コンパに出席したんだそうです。

それで、本人めかし込んで、高級なスーツを着て出掛けていき、コンパの方も盛況のうちに

終わったそうです。

で、帰りがけ、たまたま、生徒の一人(かなりの美人)が方向が一緒だということで、その生徒

と二人で電車に乗り、ならんで腰掛けました。すると、その生徒、電車が走るに連れて、

だんだんとその教授の方に体を傾け始めたんだそうです。

教授が「これはチャンスか! 俺もまだまだ捨てたもんじゃないじゃないか」と思った、

その瞬間、生徒は、教授の高給スーツに吐瀉物を。

一瞬で幻想から冷めた教授、電車の窓に映った、中年男の姿(もちろん自分)に、そっと心の中で涙したとか。

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