ジョーク103d                                                                                              hyoushilogo2.gif (1530 バイト)

5101.「子供が多いと・・」

ある父親が、十二人も子供があると、どの子がどうしているかなかなか覚えきれない

という話をした。

ある晩、家族の者がみん.な眠ってしまつてから、電話のベルが鳴った。父親が電話口に

出ると、ジョンを呼んでくれという。

「ジョン、電話だよ」と父親は二階へ向かって大声でどなった。

すると子供たちが父親の言葉を部屋から部屋へと取次いで、ガヤガヤと騒ぎだした。

父親は少しじれったくなって、「何も騒ぐことはないよ。ただジョンに降りてきて電話に出なさい

と言えばいいのだ!」とどなった。

すると騒音の中から、こんな声が聞こえてきた。

「ジョンは結婚して、もうここには住んでいないよ」

5102.「観光ツァー」

「きょう、決めてきたわよ」

「何を?」

「エヴェレスト・ツァーよ」

「エヴェレスト・ツァー?」

「ええ、あなたがそう言ったから。来春にはどこにでも海外旅行に行ってもいいって」

「そりゃ、言ったけど。エヴェレストのトレッキングて、かなりきついぞ」

「トレッキングじゃないの」

「そうか。じゃあ、エヴェレスト観望ツァーなのか?」

「そうじゃないの。エヴェレストに登頂するの」

「あははは。君がいつも登ってる山とはわけが違うんだよ」

「わかってるわよ。優秀なベテラン・ガイドが頂上まで連れていってくれるの」

「今まで、エヴェレストでは150人以上の人が亡くなってるんだよ」

「そうなの?でも難しいところはシェルパやガイドがロープでひっぱりあげてくれるんだって」

「でも空気が薄くて気絶したりするんだよ。で、費用は?」

「800万円なの。あれ?どうしたの?気絶しちゃったりして」

5103.「愛のムチ」 naboさん

無知を売り物にしているタレントの飯島愛、

 テレビで自分のことを「愛のムチ」と言っていました。

5104.「ネットの男女」〜メルマガ「きょうの冗談」より

「インターネット女」

ある日突然アクセスできなくなる女


「サーバー女」

いつも何かとビジーで多忙な女


「ウィンドウズ女」

仕事がろくにできないとわかっていても、頼らざるを得ない女


「エクセル女」

いろいろなことができるが、知らない人には難しく見える女


「スクリーンセーバー女」

たいして役に立つわけではないが、見てると楽しい女


「RAM女」

連絡が途切れるとすぐ忘れてしまう女


「ハードディスク女」

あらゆることを覚えている女。死ぬまですべて覚えている


「ユーザー女」

自分でメチャクチャにしておきながら、他人に文句を言う女


「CD-ROM女」

どんどん短時間になって安くなる女


「E-MAIL女」
   
言ってることの10のうち8はどうでもいい内容の女


「ウィルス女」

別名は妻。

望んだわけでもないのに気がつけば来ていた。

消そうとすると他のものも一緒に失うことがある。
   
消さずに残しておくとすべてを失うことになる。

5105.「ネットの男女2」

「デスクトップ男」

もてない。

5106.「ネットの男女3」

「翻訳ソフト男」

中学程度の英語力しかないのに、英語が堪能だと吹聴する男。

5107.「ネットの男女4」 takeさん

「Win98女」

一度に沢山の仕事を頼むと固まってしまう女。

5108.「ネットの男女5」

「windows男」

ヤクザな男のこと。いつまでたってもDOSに頼る。

5109.「ネットの男女6」 takeさん

「デジカメ女」

実利、現実主義の女。「幻像」は必要ない。

5110.「ネットの男女7」 takeさん

photoshop女」

高い金のかかる女。誰でもできる簡単な仕事をもったいぶってやる女。

昔はMac野郎としかつき合わなかった。

5111.「ネットの男女8」
 
「体験版女」

デートしても8時で帰ってしまう女。

5112.「登山道にて」 tokotokoさん

「こんにちはぁ」

「やぁ、こんにちはぁ」

「どちらへ?」

「北岳です。そちらは?」

「帰るだけです」

5113.「登山道にて2」 

「こんにちはぁ」

「やぁ、こんにちはぁ」

「どちらへ?」

「北岳です。そちらは?」

「暑いので脱ぐだけ」

5114.「登山道にて3」 tokotokoさん 

「こんにちはぁ」

「やぁ、こんにちはぁ」

「こんにちはぁ、頑張って下さいぃ」

「はい、ありがとぅ‥‥はぁはぁ」

「こんにちはぁ、もう少しですよぅ」

「はい、ありがとうぅ‥‥はぁはぁ」

「こんにちはぁ、大丈夫ですかぁ」

「はいぃ、ありがとう‥‥ぜぃぜぃ」

「こんにちはぁ、ファイト!」

「こんにちはぁ‥‥サンキュウ‥‥ぜいぜいはあはあ」

「こんにちはぁ、フレー! フレー!」

「こんにちはぁ、‥‥あ、あり、がと‥‥ひぃひぃ」

「‥‥もう‥‥やだ‥‥中学生の団体は」

5115.「給料」 tokotokoさん

夫がにこにこしながら帰って来ました。

「どうしたの?」

「うん、バスを降りる時にね、前の女子高生が10円足りなくてね、

カバンをかき回して探してるからね、これあげるよって10円あげたんだ、そしたら

『ありがとうございます。ありがとうございます』ってね、2回も言うんだよ」

「そう、良かったわね。10円でそんなに喜んでもらえて」

「うん‥‥それで、きょう給料もらってきた」

「‥‥‥」

5116.「ネットの男女9」

「ペイント女」

義父(GIF)がうまく扱えない。

5117.「ネットの男女10」

「ウイルス女」

夫のアドレス帳をみて、いろんな人に悪意のメールを出す。

5118.「ネットの男女11」

「2ちゃんねる女」

言葉使いが独特。私、会社に逝く、などと言う。

5119.「誕生日」

夫が疲れて仕事から帰ってくると、妻がバースデーケーキを用意して待っている。

ケーキには7本のローソクが立ててある。

「あれ、きょうはケンの誕生日だったっけ?」

「違うの、私のこのドレス7年目なの」

5120.「ネットの男女12」 takeさん

「5インチフロッピー男」

時流に乗れず誰にも相手にされない男。

5121.「ネットの男女13」

「CDRディスク女」

表裏があり薄っぺらな女。何でもコピー、コピーの女。


5122.「ネットの男女14」

「バックアップ女」

『保険』として何人もの男と付き合っている。

5123.「ネットの男女15」

「バージョンアップ女」

外見をしばしば変えるが中身は変わらないか、だんだん重くなっていく。

5123.「誤解」

ある晩男がおそく家へ帰る途中、さびしい道をドライブしていると、エンジンが過熱しはじめた。

空き地をみつけ、そこに停車して、エンジンを冷やすことにした。

ほかにも5、6台の車が駐車しており、ふと気がつくと、そこは恋人たちのよく利用する場所だった。

駐車して2、3分もたたないうちに警官の懐中電灯が男の車の内部を照らした。

男がひとりきりのことがわかると、警官は不機嫌な声で、

「思い出にでもふけっているのかね?」

5124.「泥縄」 tokotokoさん

電氣コードを短くしようと思い立ったけど(えらいでしょ)

うちの夫はそういう事をやってくれないんです。

花バサミで貯金と、じゃない、チョキンとコードを切ったら

バチッと音がして火花が出て驚いたのなんの。

ハサミを放り出して逃げたけど、ずっと逃げてるわけにもいかないので

しょうがないから戻って良く見たら、なんと、コードの向こう側が

コンセントに差し込まれていたんです。

ハサミは刃のまんなかへんに5ミリ位の半円形の穴があきました。

すごいでしょ?おどろいた?

5125.「泥縄2」

私もねえ、クリスマスの電球が並んでいる飾りを

短く詰めて、コンセントに入れたら、電球がボっと

爆発してしまいました。驚いたのなんのって・・(笑)。

5126.「制作」

アルフレッド・ヒッチコックのパスポートの職業欄には、単に「制作者」と記されているそうだ。

彼がフランスへ行ったとき、入国審査官がそのパスポートをつくづく見ながら、たずねた。

「制作者? 何を作っているんです?」

ヒッチコックは微笑して答えたそうな。

「鳥肌」

5127.「土下座外交」

外務省高官の談、

私たちだけじゃないよ。中村選手に対して阪神さんもやっているじゃないか。

5128.「ネットの男女16」

「一太郎男」

徳島出身で、女に捨てられないように必死についていく男。

5129.「ネットの男女17」 takeさん

「雑誌付録のCD-ROM女」

捨てても捨ててもついてくる。

5130.「ネットの男女18」

「マウス女」

いつもパッドを必要とする。

5131.「YAHOO・オークション」

〜「出品者に質問」のコーナー

midorii12563(2)  出品者さんにお尋ねいたします。そのおんぶ紐は留めるのはボタンですかバックルですか?  12月1日19時23分

poikun456(124)   出品者のpoikun456です。ボタン式です。   12月2日20時14分

midorii12563(2)    お返事ありがとうございます。ところで出品者さん、この商品には即決価格とか希望価格はございますでしょうか。ございましたら、お教えねがえますか。どうしても手に入れたい商品なんです。   12月2日20時25分

poikun456(124)   いえ、ご希望者の多い商品なので最後までオークションをやらせていただくつもりです。よろしく。   12月3日22時3分

kennzo421203(3)     出品者さん、はじめまして。オークション続けていただいてありがとうございます。私もこの商品、是非手に入れたいと思います。   12月3日23時16分

midorii12563(2)   kennzo421203さん、こんにちは。自動入札ですか。すごいペースですね。頑張ってください。私、負けませんからね(笑)。   12月5日13時196分

kennzo421203(3)   midorii12563さんこそハイペースじゃないですか。私の方は資金不足なのでどこまで戦えるか。降りよう、降りようよと思いながら入札しています(笑)。   12月5日19時54分

midorii12563(2)   kennzo4212さんて、そう言いながらも降りてくださらないじゃないの。キップはいい方なのね、そういうところ好きよ。だけど、もう新品価格より高くなっちゃったから降りるでしょ。もうダメでしょ。新品でも、もっと安く買えるんだから。   12月5日22時42分

kennzo421203(3)   そう言われると降りられない。あなたこそ降りたらどうですか?たかがおんぶ紐じゃないですか。   12月5日23時10分

midorii12563(2)   もう!あなたって負け嫌いなんだから。もう新品価格の倍になっちゃったわよ。女を泣かせてどうするの。もう降りようかな、でも、も一回。   12月6日0時22分

kennzo421203(3)   おお!大胆に25000円ですか。じゃあ私ももうちょっと。

・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・

kennzo421203(3)   あれ?midorii12563さん、もう入札止めちゃったの?このままだと新品の3倍の価格、3万円で私が勝ってしまうよ。もう時間切れ近いし・・。12月6日0時55分

kennzo421203(3)   midorii12563さん、も一回出てきてよ。女性にしてはよく戦ったよ。あなたは何者?   12月6日0時59分

midorii12563(2)   kennzo4212さん、おめでとう。私の負けだわ。私が何者かって? poikun456の妻です。    12月6日1時2分

5132.「ゴルフ」

「本当よ。今日、主人は私といっしょにゴルフををしてくれたの。しかも私が勝ったのよ」

「それで、ご主人はいさぎよく負けを認めたの?」

「いかにも男らしく、よ。ボクは全然やる気がなかったのだと言ってね。それっきり私と口をきかないの」

5133.「ネットの男女19」 takeさん

「ノートブック女」

見た目は身軽だが、仕事をさせると重くて仕事は遅い。

5134.「手に負えない」 janeさん

先ごろ、わが家では一家そろってカリフォルニアへ旅行した。

最も楽しかったのはディズニーランドだった。

家族のなかでも一番はしゃいでいたのはお父さんで、

片手にポプコーンの袋をにぎりしめ、もう一方の手で次の見せ物へ

と私たちをせきたてるのだった。

一時間ほど歩き回ったころ、私は妹に言った。

「パパはまるで子供みたいね」

すると、妹はさも疲れたといわんばかりに首を振って、

「子供より始末が悪いわ。自分のお金を持っているんですもの」

5135.「興味ある歴史的事実」

歴史って面白いこともある。

リンカーンは1846年に議員になった。

ケネディは1946年に議員になった。

リンカーンは1860年に大統領に選ばれた。

ケネディは1960に大統領に選ばれた。

Lincolnも Kennedyも7文字である。

ふたりとも公民権に関わった。

ふたりともホワイトハウス在任中に子供を失った。

両大統領とも金曜日に撃たれた。

両大統領とも頭を撃たれた。

リンカーンの秘書はケネディという名前だった。

ケネディの秘書はリンカーンという名前だった。

両者とも南部の人間に暗殺された。

両者とも後任はジョンソンという名だった。

リンカーンの後任のアンドリュー・ジョンソンは1808年に生まれた。

ケネディの後任のリンドン・ジョンソンは1908年に生まれた。

リンカーンを暗殺したブースは1839年に生まれた。

ケネディを暗殺したオズワルドは1939年に生まれた。

両暗殺者、John Wilkes Booth 、Lee Harvey Oswaldはともに3つの名前を持っている。

両方の名前とも15字からなる。

リンカーンはフォードという劇場で撃たれた。

ケネディはリンカーンという車の中で撃たれた。

ブースは劇場から逃げ倉庫の中で捕まった。

オズワルドは倉庫から逃げ劇場の中で捕まった。

ブースもオズワルドも裁判の前に暗殺された。

そして最後に極めつけ、

リンカーンは、撃たれる1週間前にメリーランド州のモンローにいた。

ケネディは、撃たれる1週間前にマリリン・モンローの中にいた。

5136.「変遷」

ある社会学の教授が時代の変遷について、学生たちと討論をしていた。

「君たち、もし君たちが今着ているような服装で十五年前に私のクラスに来たら、

私は君たちをつまみ出していただろう」

そして、しばらく考えた後、彼はこうつけ加えた。

「実際のところ、もし君たちが今私の着ているような服装でやって来たとしても、

私は君たちをつまみ出していただろう」

5137.「きちょうめんな夫」 seanさん

私の夫は何をさせてもちゃんと順序をたてて、てきぱき片付ける性質で、

いつもガレージに黒板をかけておき、自分のしなければならない仕事を、

犬の予防注射、修繕の材料を買うこと、冷房装置のフィルターをかえること

等々と書きつけておく癖があった。

ある晩、夫は勤めから帰ってくると、私がまだ片付けないでいた仕事をあれこれと数えあげ始めた。

夫と違って、有能でもきちょうめんでもない私は頭にきてしまって、さっそく黒板のところへ行き、

1.    窓枠をなおすこと。
2.    クチナシの木をうえかえること。
3.    垣根をなおすこと・・・・

という調子で夫のしなければならない仕事を12か条も書き並べておいた。

あくる朝、ガレージに行ったとき、例の黒板を見ると、私の12か条は消されて、

その代わりに大きな字でこう書いてあった。

1.黒板をはずすこと。

5138.「次善の策」

第二次世界大戦中、北部イタリアで激戦を終えた飛行機が基地への帰途についた。

そのなかの一機は、ことにひどく敵弾を受けて穴だらけになっていた。

基地に近づくと、この飛行機のパイロットは、飛行隊長に、無線で連絡した。

水圧装置の液を全部失ったので、車輪や翼を下げることができない、

そしてエンジンからは油が吹出し始めた、と報告した。

隊長は脱出を命じ、こうつけ加えた。

「脱出する最善の方法は、機体をさかさにひっくり返して、安全ベルトをはずすことだ」

飛行機からはウンともスンとも返事がなかったが、やかで無線でパイロツトの声が、

おそるおそるたずねてきた。

「二番目によい脱出方法は何でしょう?」

5139.「サイフなら・・」

ある日ふたりの男が古いキャンプ場に向かってハイキングをしていた。

道路のそばに屋外トイレがあったので、男は用をたしたが、

誤ってトイレの穴に5セント硬貨を落としてしまった。

男はちょっと迷っていたが、穴の中にサイフも投げ込んでしまった。

これを見ていたもうひとりの男が彼に尋ねた。

「なんでそんなことをするんだ?」

男は答えて、

「5セント硬貨だけじゃ拾う気にもなれないだろ?」

5140.「雪国」〜博多

国境の長いトンネルば抜けると雪国やったとよ。夜の底が白くなりよったとよ。

信号所に汽車が止まったとよ。

向側の座席から娘が立って来て、島村の前のガラス窓ば落としたとよ。

雪の冷気が流れ込んやけん。

娘は窓いっぱいに乗り出して、遠くへ叫ぶように、

「駅長さあん、駅長さあん」

明かりばさげてゆっくり雪ば踏んで来よる男は襟巻で鼻の上まで包み、

耳に帽子の毛皮ば垂れとったとよ。

もうそぎゃん寒さかと島村は外ば眺めると、鉄道の官舎らしいバラックが山裾に寒々と

散らばっとるだけで、雪の色はそこまで行かぬうちに闇に呑まれとったとよ。

「駅長しゃん、うちです、御機嫌よろしゅうやね」

「ああ、葉子しゃんやなかか。お帰りとね。また寒くなりよったよ」

5141.「症状」 とどさん

ニューヨークからシカゴへ向かう飛行機の中、男は青い顔で指の爪をかみ、大量の

汗をかいていた。

「お客様、当機は順調に飛行しています。そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ。お

酒でもお持ちしましょうか?」

男は迷いながらうなずく。乗務員が持ってきた酒を一気に飲み干す男。

10分後乗務員が通りかかると、やはり男は青い顔で爪をかみ、大汗をかいていた。

再び酒を出すと一気に飲み干した。

30分後乗務員が通りかかると、男はぶるぶる震えながら

「ああああ、神様!助けてくれー!!」

とわめいていた。

「大丈夫ですよ、お客様!…こんなに飛行機を恐がる人、初めて」

乗務員の言葉に、男は大声で泣き叫んだ。

「飛行機が恐いんじゃない!僕は酒を断とうとしてるんだ!!」

5142.「雪国」〜河内

国境の長いトンネルを抜けると雪国やったちうわけや。夜の底が白くなりよったちうわけや。

信号所に汽車が止まったちうわけや。向側の座席から娘が立って来て、島村の前の

ガラス窓を落としたちうわけや。

雪の冷気が流れ込んや。娘は窓いっぱいに乗り出して、遠くへ叫ぶように

「駅長さあん、駅長さあん」

明かりをさげてゆっくり雪を踏んで攻めて来よった男は襟巻で鼻の上まで包み、

耳に帽子の毛皮を垂れとったちうわけや。

もうそないな寒さかと島村は外を眺めると、鉄道の官舎らしいバラックが山裾に寒々と

散らばっとるだけで、雪の色はそこまで行かぬうちに闇に呑まれとったちうわけや。

「駅長はん、ウチや、御機嫌よろしゅうござい まんねんわ」

「ああ、葉子はんやないか。お帰りかいちうわけや。また寒くなりよったよ」

5143.「オークション」

yahooオークションをみてると、ときにわけのわからないものが出品される。

「皮の手袋片方」

売る方も売る方だけど、ちゃんと3000円で入札されたのだ。

ブランドものなら片方でも売れるらしい。


5144.「犬」

少年が黄色の醜い犬を連れて通りを歩いていた。

そこへ大きなロットワイラー犬を連れた男がやってきた。

二頭の犬は互いにが近づくと、ロットワイラー犬は威嚇し唸り、

白い牙をむいた。少年の犬は特に関心のなさそうな顔をしていた。

男は少年に言った。「君の犬、よく見てないとこの犬に食べられちゃうよ」

少年は答えた。「心配ないよ。ボクの犬なら大丈夫だよ」

男は笑った。「あの醜いチビの犬が私の犬に勝てると思ってんの?」

二人が見ている前でロットワイラー犬は少年の犬にさんざんに噛まれて、

ほとんど死にそうになった。

驚いた男は少年に尋ねた。「いったい、なんていう犬なんだ」

少年は答えた。

「ボクがしっぽを切って、色を黄色く塗る前まではワニだったんだ」

5145.「作家」〜ソ連ジョーク

拘留されていたソ連の作家ユーリー・ダニエルが釈放されたとき、世界で流行ったジョーク。

「ソ連の作家とフランスの作家との違いは?」

「フランスでは何年も牢屋にはいったあとで、ベストセラーを書くが、ソ連ではその逆、

まず本を書き、それから牢屋へはいる」

5146.「雪国」〜熊本

国境の長いトンネルば抜けると雪国だった。夜の底が白くなったですたい。

信号所に汽車が止まったですたい。

向側の座席から娘が立って来て、島村の前のガラス窓ば落としたばい。雪の冷気が

流れ込んたい。

娘は窓いっぱいに乗り出して、遠くへ叫ぶように、

「駅長さあん、駅長さあん」

明かりばさげてゆっくり雪ば踏んで来た男は襟巻で鼻の上まで包み、耳に帽子の毛皮

ば垂れとった。

もうそぎゃん寒さかと島村は外ば眺めると、鉄道の官舎らしかバラックが山裾に寒々と

散らばっとるだけで、

雪の色はそこまで行かぬうちに闇に呑まれとった。

「駅長しゃん、わしです、御機嫌よろしゅうござるます」

「ああ、葉子しゃんじゃないか。お帰りかい。また寒くなったよ」

5147.「どこに行った」〜ソ連ジョーク takeさん

ソ連時代の話、

政治局員が大学の講座でソ連の繁栄ぶりについて講義をした。

学生の一人、ユーリが手をあげ、質問した。

「繁栄ぶりはわかったのですが、肉はいったいどこにいったのですか?」

一週間後の次の講座でもうひとりの学生が立って質問した。

「ボクは肉がどこへいったなどとは質問しません。ユーリはどこへいったんですか?」

5148.「雪国」〜津軽

国境の長いトンネルば抜けるど雪国であったんずや。ばんげの底が白くなったんず。

信号所に汽車が止まったんず。

向側の座席から娘が立って来て、島村の前のガラス窓ば落どしたんず。雪の冷気が

流れ込んだんず。

娘だば窓いっぱいに乗り出して、遠くへ叫ぶように、

「駅長さあん、駅長さあん」

明かりばさげてゆっくり雪ば踏んできだ男だば襟巻で鼻の上まで包み、耳に帽子の

毛皮ば垂れてだんず。

もうそったら寒さかど島村だば外ば眺めるど、鉄道の官舎らしいバラックが山裾に寒々

ど散らばってらだけで、雪の色だばそこまで行かぬうちに闇に呑まれてだんず。

「駅長さん、わだんず、御機嫌よろしゅうだんずや」

「ああ、葉子さんだばねか。お帰りかいんず。また寒くなったよ」

5149.「真の幸せ」〜ソ連ジョーク

イギリス人とフランス人とロシア人が「幸せ」について論じ合っていた。

まずイギリス人がこう言った。

「仕事を終え、帰宅して、暖炉に赤々と火が燃えていて、紅茶をいっぱい飲みながら

読書するとき感じるものだよ」

それに対し、フランス人は言った。

「イギリス人て、まったくロマンがないね。真の幸せというのは、出張中に美人と合い、

思い切り愛し合ったあと別れることを言うのさ」

すると、いままで黙っていたロシア人が口を挟んだ。

「君たち二人とも間違ってるよ。真の幸せというのはね、午前4時自分の家でぐっすり

寝ているときにおこるものなんだよ。だれかがドンドンとドアを叩き、ドアを開けるとKGBが

立っていて、こう言うんだ。『イワン・イワノビッチ、お前を逮捕する』すると、

ボクが答えるんだ。『ご苦労さんです。でもイワンの家は隣なんです』そんなときに、

真の幸せを感ずるんだ」

5150.「雪国」〜愛知

国境の長いトンネルを抜けると雪国であったがゃ。夜の底が白くなったんだて。

信号所に汽車が止まったがゃ。

向ねきの座席から娘が立って来て、島村の前のガラス窓を落としたんだわ。雪の冷気が

流れ込んだわ。

娘は窓いっぱいに乗り出して、遠くへがなるように、

「駅長さあん、駅長さあん」

明かりをさげてゆるっと雪を踏んでいりゃーた男は襟巻で鼻の上まで包み、耳に帽子の

毛皮を垂れていやーた。

みゃあそんな寒さかと島村は外を眺めると、鉄道の官舎らしいバラックが山裾に寒々と

散らばっとるだけで、雪の色はそこまで行かぬうちに闇に呑まれていやーた。

「駅長さん、私だがや、御機嫌よろしゅうござおるぎゃあ」

「ああ、葉子さんじゃねぇきゃ。お帰りかい。また寒くなったよ」

lleand

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