２０年間、病院で女医をしています。
小さい女の子が娘になり、そして結婚していくのを何度か目にします。
出産して初めての赤ん坊をつれて診察にくると、野生に放したライオン
「エルザ」が子供をともなってアダムソンにはじめて会いにやってくるシーンを
思い出してしまいます。
5602.「起こさないで」 bettyさん
妹が病気だったので、容態を知りたくて電話をしたときのこと。
１０歳の姪が電話口に出た。
「もしもし」彼女は小さな声で言った。
「あなたのお母さん、どうしてるの？」
「寝てるの」とささやき声で。
「お医者に行った？」
「ええ、クスリを飲んでたわ」姪はそっと言った。
「そう。起こさないでいいわ。電話があったこと伝えておいてね。それであなたは何してるの？」
姪はまたささやき声で、
「トランペットの練習をしてるの」
5603.「シロアリ」
父はシロアリ駆除会社に電話して無料のシロアリ調査を依頼した。
調査したあと、業者の男が父に言った。
「シロアリは今はいないけれど、外の薪のなかにたくさんいて、それを食べつくしたら、
この家に向かうでしょうな」
父は業者の駆除見積書を見ながら考え込んでいたが、こう言った。
「この金額なら、シロアリたちに新たに薪を買ってやる方が安くつくね」
5604.「熊」 KIさん
私たち夫婦はヨセミテ国立公園で休暇をすごしていた。
私の方は面倒なのでモーテルに泊まりたかったが、妻はモーテルで泊まるより、
外でキャンプをしたがった。
私たち夫婦はキャンプの情報や熊の話をを知りたいと、公園管理人に会いに行った。
管理人は、今年はこの地域ではグリズリーもクロクマも見かけないと答えた。
妻は不安で悲鳴をあげそうになった。
「ここには２種類も熊がいるの？ どう違うんですの？ どっちが危険なの？」
管理人は答えた。
「見分けるのは簡単ですよ。あなたが木の上に逃げても追っかけてくるのがクロクマです。
あなたが落ちるまで木を揺するのがグリズリーです」
モーテルは最高だった。
5605.「したたか」
病気で男やもめの父が死亡すると莫大な財産を相続することになるチャールズは、
今後の生活を一緒に楽しむ女性をみつけるために、独身者の集まるバーに行った。
チャールズは息を呑むような美しい女性をみつけ、話しかけた。
「ボクは１、２週後に父が死ぬと２０００万ドルを相続することになっているんだ」
次の日、女性はチャールズの家に行き、チャールズの義母になった。
5606.「お国柄」
アメリカ人とスコットランド人とカナダ人がひどい交通事故にあった。
全員救急室に運ばれたがすでに死亡していた。つま先に死亡確認の札がつけられようとした時、
アメリカ人が息を吹き返した。おどろいている医師や看護婦にアメリカ人は話し始めた。
「事故のあと美しい光が射して３人は天国の門の前で立っていました。聖ピーターが近づいて、
３人とも死ぬには若すぎる、５０ドル寄付すれば地上に戻れると言ったのです。
もちろん私は喜んで５０ドルを彼に渡して、気がついたらここにいたのです」
「それは驚いた！」医者が言った。「で、他のふたりはどうしましたか？」
アメリカ人は答えた。
「最後に見たとき、スコットランド人は寄付の額について言い争いをしていて、
カナダ人は政府が支払うのを待っていました」
5607.「ユダヤの政治哲学概論」 selffさん
社会主義：
あなたは牛を二頭飼っている。隣人に一頭与える。
共産主義：
あなたは牛を二頭飼っている。政府が一頭没収し、あなたにミルクを与える。
ファシズム：
あなたは牛を二頭飼っている。政府が二頭とも没収し、あなたにミルクを販売する。
ナチズム：
あなたは牛を二頭飼っている。政府が二頭とも没収し、あなたを射殺する。
資本主義：
あなたは牛を二頭飼っている。あなたは一頭売却し、雄牛を一頭購入する。
イスラエルの場合：
あなたは牛を二頭飼っている。銀行が二頭とも没収し、一頭を射殺、もう一頭から搾乳し、
ミルクを破棄する。あなたはピストル自殺する。
日本の場合： あなたが牛だ。
5608.「お礼」
免許取立ての娘が両親をクルマでレストランまで送ることになった。
冷や汗の連続のあとで、レストランに着いた母親は車から降りて言った。
「ありがとう」
娘が「どういたしまして」と答えると、
母は言った。
「あなたに言ったんじゃないの。神様によ」
5609.「年齢」
「私の妻は自分の年齢に関しては決してウソはつかないんです。
ただ、妻は人には私の年齢を実際より若く言い、そして私と同年齢だと言うんです」
5610.「サポートセンター」
CUSTOMER（客）:
「もしもし。コンピュータのサウンドがおかしいんです」
テクニカル・サポート：
「どんな風におかしいんですか？」
CUSTOMER:
「バランスが問題なんです。左の音が右のスピーカーから出て、右の音は左から出ています」
テクニカル・サポート：
「左右のスピーカーの位置を変えればいいんじゃないでしょうか」
CUSTOMER:
(ぶつぶつ)…
テクニカル・サポート：
くっくっく(忍び笑い…)
5611.「心理的には・・」
夫がかがんで、３歳の子供の靴の紐を結んでいました。
息子は夫の頭をじっと見て、薄くなったところを触って、心配そうに夫に訊きました。
「パパ、頭に穴があいてるよ。痛いの？」
夫は言葉につまりながらも答えていました。
「痛くないよ、物理的にはね」
5612.「クリスマス」 こけさん
息子が幼稚園の時のことです。
クリスマスの朝元気良く起きてきて
「今年はサンタさん、来なかったけどしょうがないよね」
「え？‥‥（ベッドにメカンダーロボおいといたのに） ベッドの足の方も見たの？」
「うん見たよ」
仕方がないので「いっしょにさがしてみようね」
とごまかしながら息子の手を引いてベッドへ。
あらら、哀れメカンダーロボはベッドから落っこちている。
息子「あったー！ことしのサンタさんはらんぼうだね！」
5613.「泥酔」
ビルは家でひどい二日酔いで目覚めた。
昨晩は会社のクリスマス・パーティのドンチャン騒ぎをやり、その後友人と飲みすぎたようで、
記憶もぼんやりとしている。目をやっとあけると、サイドテーブルに水とアスピリンがおいてあった。
ベッドの横には彼の服がきちんとアイロンがけされていた。部屋を見回すとチリひとつなく、
きれいだった。彼はアスピリンを飲んで、テーブルの上のメモに気がついた。
「あなた、朝食はストーブの上よ。ちょっと買い物に出かけてくるわ。愛してるわ」
彼が台所にいくと、ほかほかの朝食と新聞がおいてあった。息子がテーブルで
食べていたので尋ねてみた。「昨晩、何があった？」
息子は答えた。「ママは遅くまでパパの帰りを待っていたんだ。パパは午前３時ごろ帰ってきた。
へべれけに酔っ払ってて、家具におしっこをして、廊下でもどしてたよ」
ビルは不思議に思って尋ねた。「そうか、ママを怒らせることばかりしたんだ。でもなぜ、
すべてがきちんときれいになっていて、パパにはちゃんと朝食があって、『愛してる』なんて
メモがあるんだろう？」
息子は答えた。
「ママがパパを寝室にひきずっていき、ズボンを脱がせようとしたときパパは言ったんだ。
『おいネエちゃん！ ボクに構わないで。ボク結婚してるんだ』って」
5614.「姦計」
フロリダに住む８０歳の男が１２月のクリスマス前のある日、
ニューヨークの息子に電話した。
「言いたくなかったんだが、母さんと問題があってな。
互いに我慢がならなくて離婚することにしたんだ。
父さんは残された日々を平穏に生きたいんだよ。
きょう電話したのは、父さんが家を出て、
お前や妹がショックを受けないようにと思ってな」
息子は直ちに妹に電話をし、ニュースを伝えた。
妹は「私が何とかするわ」と答えた。
妹は直ちにフロリダに電話し父親に言った。
「兄さんと私がイブの夜そちらに行くから、それまでは何もしないで待ってて！」
父親は答えた。「わかったよ、そうする」
父親は電話を切り、にっこり笑ってキッチンに行き、妻に優しく話しかけた。
「子供たち、クリスマスはここで過ごすそうだよ」
5615.「ビリの気持ち」 neriさん
昨年、私はニュヨーク・マラソンに参加しました。
とても恥ずかしかったけど、気がつくと、ビリを走っていました。
私の前を走っている男性が私をからかいました。
「ビリってどんな感じ？」
私は「ほんとに知りたい？」と答えて、
そして、レースを棄権しました。
5616.「機転」
小柄な男が飛行機に乗り座席側に座った。
数分後目つきの悪い大男が彼の隣にドサっと座った。
大男の態度があまりに威圧的なので、小男は窓の方に体を向けて寝入った。
飛行機が離陸した後、小男は飛行機酔いで吐き気がしてきたのでトイレに行こうとした。
隣の大男を見ると、大いびきをかいて寝ている。起こすのも恐いし、
彼をまたぐこともできない。どうしようかと大男をみつめながら座っていた。
突然機がエアー・ポケットに入ったのか大揺れし、小男はさらに吐き気がひどくなり、
我慢できなくて、とうとう大男の胸のうえにもどしてしまった。
５分後に大男が目を覚まし、自分の体中についた嘔吐に気がついた。
小男は大男に明るく言った。
「気分はよくなったかい？」
5617.「天才」
フランシス・クリックは、遺伝子の基本物質であるDNAの構造が二重らせんで
あることを発見し、共同研究者のワトソンとともに１９６２年にノーベル賞を受賞している。
クリックは、問題が重大で複雑なほど熱くなる男だった。際限なく質問をしてくる我が子に
うんざりしたクリックの両親は、少年だった彼の好奇心を満足させようと、子ども向けの
百科事典を買い与えた。それを見た彼は不安になり、自分が大きくなるまでに謎が
みんな解かれてしまうのではないかと母親に打ち明けた。
母親は、クリックの解く分もひとつかふたつは残っているよと言って安心させたのだった。
（ジェームス・ワトソン著「ＤＮＡ」より）
5618.「スペース・マウンテン」 ｄａｖｅさん
娘は7歳のとき、初めてディズニーランドにいき、スペース・マウンテンを
楽しんだ。
次の年、娘は8歳になり、またディズニーランドにいき、
またスペース・マウンテンに並んだ。
娘は熱心に搭乗時の注意書きを読んでいたが、私にこう言った。
「パパ、私、乗りたくないわ」
「去年はあんなに楽しんだのに、どうしたの？」
彼女は答えた。
「今は字が読めるの」
5619.「体に悪いもの」
ある栄養学の教授がシカゴで大勢の前で講演をした。
「毒性の強い食物の摂取には気をつけなければいけない。
赤身の肉は体に悪いし、ソフトドリンクは胃の内壁を侵します。
中国料理はグルタミン酸でアレルギーを起こすこともあります。
ある種の野菜も代謝性疾患を引き起こすことが知られています。
でも食べるともっと危険で悲惨な食べ物はなんだと思いますか？」
前列の男性が立ち上がって答えた。
「ウェディングケーキですか？」
5620.「病状」
病院で看護婦がひとりの患者に言った。
「ジョンソンさん、ドクターを元気づけてくれませんか？」
「どうして？」
「ドクターはあなたの病状の件で落ち込んでいるんですのよ」
5621.「荷物」
イスラエルに飛ぶ婦人が、手荷物検査を受けた。
そして特別荷物として、彼女の犬を入れたケージを預けた。
フライトは平穏無事で、着陸後彼女の荷物はすぐに出てきたが、
犬のケージが出てこなかった。
そのすこし前に荷物検査官たちがケージを調べると、犬が動かないのに気がついた。
彼らは機内の寒い荷物保管場所のせいで犬が死んでしまったのだと思った。
検査官たちは、その犬が普通のコッカー・スパニエルのようだったので、
代わりの犬を連れてきて、ケージに入れることにした。
しばらくして婦人が残りの荷物について検査官に問い合わせた。
検査官たちは特別な処理のために遅れていると答えた。
その間に彼らはペットショップで代わりの犬をみつけ、ケージに入れた。
運ばれてきたケージを見るなり婦人は驚きわめいた。
「これは私のワンちゃんじゃないわ。
私のワンちゃんは死んでたのよ。この地で埋葬するために運んできたの！」
5622.「十戒」 amayoさん
誤解されているようですが・・・モーゼの十戒は、もともとは五戒だったのです。
モーゼの神は、どの民族に・・・これを与えようか、と思案していた。
最初に呼ばれたのが、アジアの中国人。
神は言った、『中国人よ、お前たちに五戒を与えよう』 彼らは問うた、「主よ、
五戒とは何でしょうか」
神は答えた、『汝ら、盗むなかれ。 つまり他人の物を欲することなかれ・・・これ
が、そのうちのヒトツだ』 彼らは言った、「ご辞退いたします。 我々には、
とても無理な注文です」
次に呼ばれたのが、イスラムのアラブ人。
神は言った、『アラブ人よ、お前たちに五戒を与えよう』 彼らは問うた、「主
よ、五戒とは何でしょうか」
神は答えた、『汝ら、殺しあうことなかれ。 互いに相愛せよ・・・これが、そのう
ちのヒトツだ』 彼らは言った、「お断りいたします。 隣の部族を愛するなん
てマッピラごめんです」
その次に呼ばれたのが、ヨーロッパのフランス人。
神は言った、『フランス人よ、お前たちに五戒を与えよう』 彼らは問うた、「主
よ、五戒とは何でしょうか」
神は答えた、『汝ら、姦淫することなかれ。 つまり他人の妻を恋うることなかれ・
・・これが、そのうちのヒトツだ』 彼らは言った、「とんでもありません。 そ
れは、我々には承知しかねる行為というものです」
最後にユダヤ人が呼ばれた。
神は厳かに言った、『ユダヤ人よ、お前たちに五戒を与えよう』 彼らは、すぐさ
ま尋ねた、「主よ、それは幾らでしょうか」
神はビックリして答えた、『もちろん、無料だよ』 彼らは叫んだ、「それなら、
も〜ヒトツ・・・２倍にして頂きたい」
ということで・・・五戒は、十戒になってしまったのでありました。
5623.「サンクスギビング」
「私はサンクスギビング（感謝祭）の日に何に感謝するか？」という題で作文を書くように
言われた小学生のティモシーは書いた。
「ボクは七面鳥でないことを感謝します」
5624.「矛盾」 selffさん
♪ナンバーワンに ならなくていい
元々特別な オンリーわ〜ん♪
と歌ってスマップ
アルバム売り上げＮｏ.1
5625.「インタビュー」
朝起きて寝ぼけまなこでＴＶをみると、ホストとホステスの
インタビューを延々とやっていた。
よく見ると成人式を迎えた新成人のインタビューだった。
5626.「ＣＭ」 minchさん
最近のＴＶのＣＭの入れ方はひどい。
ピッチャーがタマを投げ、打者が打とうとする直前にストップをかけ、
ＣＭを入れたりする。
ＣＭが終わると、ストップをかけた時点の
ずっと前から再開する。
こちらは、対抗策としてチャンネルを変えたり、音を消したり、
トイレに行ったりする。
けっこう、大変なんで、素直にＣＭを見ているほうが楽だったりして（笑）。
5627.「サポート」
男が新しいプリンタを買い、セットアップしようとしたが、
＜プリンターが認識できません＞というてエラーが出て、うまくいかないので、サポートに電話した。
「ディスプレイの前にプリンタを持ち上げてるんですが、コンピュータが認識してくれないんです」
5628.「患者は・・」
病院の規則では、患者が退院するときは車イスを使うことになっていた。
私の友人が看護学生として働いているとき、もう服を着替えスーツケースを足元に
おいた年配の老人を見かけた。その老人は退院するときは誰の助けも必要ないと言い張った。
規則は規則ですからといって、なんとか老人を車イスにのせエレベーターに向かった。
エレベーターの中で友人は尋ねた。「奥様は？」
彼は答えた。「知らんよ。さっき洗面所で病院のガウンを脱いで着替えてたけど」
5629.「不信」
私は海底石油施設で仕事をしていて、その施設にはヘリで行き来していた。
あるとき、ヘリのエンジンがパワーがなくなり、緊急降下し、
湖上に着水したことがある。
ある男は必死になってシートベルトをはずし、救命胴衣を膨らませ、
出口を開けた。
パイロットは「外に出るな。このヘリは浮かぶようにできてる！」と叫んだ。
男はヘリからジャンプしながら叫び返した。
「わかってるよ、でも、そいつは飛ぶようにもできてるんだろ！」
5630.「看板」
 |
実際にあった話、
親戚の家の隣は、取り壊されて更地に造成中。
騒音と振動がひどくて、近隣から市役所になんとかしろ、の文句が出ている。
とくに、あるおばあちゃんは強硬で、毎日工事現場に出かけては、ああしろ、こうしろと口をはさむ。
とうとう、工事現場に「立ち入り禁止」の看板が立てられたが、その看板の上にマジックで、とくに「おばあちゃんは」、と朱書してあった。 |
5631.「喫茶店で」 ＴＭさん
「すみません、お電話ありますか？」
「いいえ、おでんはやっていません」
5632.「新聞の見出し」 ＴＭさん
「王女ら致される」
5633.「丁寧語」 ＴＭさん
遅い時間に友人宅に電話をしたら父親が出てきてしまった。
とっさに丁寧に応対せねばと、思わずこう言ってしまった。
「おやぶん（夜分）どうもすみません」
5634.「田辺の船頭」 sereneさん
これは南方熊楠の「十二支考」の一部ですが可笑しかったので。
「予が現住する田辺の船頭、大波に逢うとオイオイオイと連呼（よびつづ）くれば
鎮まるといい、町内の男子暴風吹き荒むと大声挙げて風を制止する俗習がある。
両（ふたつ）ながら予その場に臨んで験したが波風が呼声を聞いて停止するでなく、
人が波風のやむまで呼び続けるのだった」
5635.「本物」
ＴＭさん
インターネットで遊んでばかりいる夫に妻が言った。
「たまにはこの子と遊んであげてよ、それでも本当に父親なの？」
となりでその会話を聞いていた子供が言った。
「お母さん、この人は本物のお父さんだよ。ほら、ちゃんとパソコンの前に座ってるじゃない」
5636.「雪の夜の戯句」
雪の夜、一句浮かびました。
「降る雪や昭和は遠くなりにけり」
私の戯句ですが、ほんものは、ご存知
中村草田男の名句
「降る雪や明治は遠くなりにけり」です。
ところがこの句にも先行する句がありました。
志賀芥子というひとの
「獺祭忌(だっさいき)明治は遠くなりにけり」です。
でも後から出た中村草田男の句のほうがずっと
有名になってしまいました。
では、「新池や蛙飛び込む音もなし」は誰の戯句
でしょうか？ 良寛だそうです。
5637.「雪の夜の戯句２」
「降る雪や平成になって１６年」
「降る雪や明治、昭和、平成に」
「引っ越して明治屋は遠くなりにけり」
「センター試験明治は遠くなりにけり」
「姑逝きいじめは遠くなりにけり」
「遠距離で恋路も遠くなりにけり」
5638.「雪の夜の戯句３」
「やもめ暮らし慶事は遠くなりにけり」
「ネット主婦炊事は遠くなりにけり」
「成人しハイジは遠くなりにけり」
「左遷され任地は遠くなりにけり」
「経る歳や耳目は遠くなりにけり」
5639.「雪の夜の戯句４」 てんさん
「ニガリ入れ大豆はとうふになりにけり」
「乳製品明治が多くなりにけり」
5640.「バイト」
ある日、ジミーが動物園でパントマイムの大道芸をはじめた。
しかしすぐ飼育係に捕まり、事務所に連れていかれた。
動物園では、人気のあったゴリラが最近死んだので、
動物園の園長は入園者が減ることを心配していた。
飼育係は、ジミーに新しいゴリラを手に入れるまでゴリラの着ぐるみを着て
ゴリラに扮する仕事をしないか、と尋ねた。
ジミーは同意し、次の朝着ぐるみを着て、客が来る前に檻のなかに入った。
彼はすぐに、これはおいしい仕事だと感じた。寝転んだり、、客をからかったり
してればよかったし、マイムの仕事のときより収入が多かった。
しかし、客はただタイヤを揺らすだけのゴリラにすぐ飽きて、隣の檻のライオンに興味を示し始めた。
彼は仕事を失いたくなかったので、直ちにライオンの檻に登り、
檻の天井からぶら下がってみせた。ライオンはゴリラを威嚇し、客たちはたいそう喜んだ。
夕方飼育係がジミーのところにきて、アトラクションの褒美に報酬のアップを告げた。
ジミーは何日もライオンをからかい続け、客たちも喜び、彼の給与はさらに上がった。
ところがある日、怒り狂うライオンの上でぶら下がっていて、手を滑らせ下に落ちてしまった。
ライオンは彼に飛びかかろうとした。ジミーは恐怖で檻の中を逃げ回ったが、ついに大声を
出してしまった。「助けてくれ！」
ライオンは飛びかかり、ジミーは恐ろしい形相のライオンに押さえつけられた。
ライオンは小声で言った。
「静かにしろ！バカめ。ふたりとも職を失うぞ！」
5641.「図書館」 〜朝日新聞いわせてもらお
町の図書館の漫画コーナーで、借りる漫画を選んでいたら、
横にいた小学生の男の子も必死に何冊か選んでいた。
するとその子のもとに母親らしい人がきて、ひとこと怒鳴った。
「漫画ばっかり読むとバカになるよ！」
（埼玉県毛呂山町・新聞は読んでます・２１歳）
5642.「共働き」
メアリは男性優越主義者と結婚していた。
ふたりは共働きだったが、夫は家事は一切しなかった。
ある日、夫のチャーリーは、外で働く妻が家事などで疲れていなければ、
もっと夫に対しロマンティックになれるだろうという記事を読んだ。
それである夕方、夫は家事をすることに決めた。メアリが仕事から帰ってきて驚いた。
夫が子どもを風呂に入れ、洗濯や乾燥をし、夕食の用意もして、テーブルのセットや
花もきれいに飾ってあったのだ。
メアリは夫にどうしたのかと尋ね、夫は雑誌記事のことを話した。
次の日メアリは会社で友達に、この話を披露した。
「夫は部屋も掃除し、子どもたちの宿題もみてやって、洗濯物も折りたたんで
片付けさえしたわ。私はほんとうに夕方を楽しんだわ」
「それからどうしたの？ロマンティックな夜に？」友達は知りたがった。
「それが、うまくいかないものね。夫は疲れすぎちゃって」
5643.「犬の名前」
「おじさんがボクの誕生日に犬をくれたんだ。名前をシェークスピアにしようと思ったけど、
ママがダメだっていうんだ。シェークスピアを侮辱することになるからって。
それで大統領の名前をつけようと思ったけど、それもダメだって言うんだ。
犬を侮辱することになるからって」
5644.「皮肉」
古賀議員の学歴詐称問題がワイドショーを賑わしている。
数日前、学歴詐称疑惑で弁護士や友人を探しているという
古賀議員の映像に井上陽水の「夢の中へ（探し物はなんですか？
見つけにくい物ですか？♪〜）」という曲をバックに流していた。
今日の涙の釈明会見ではその終了時に、古賀議員のイメージにかぶせて
荒井由実の「あの日に帰りたい」を流していた。
5645.「発想の転換」
「あなたは激しい風雨の夜、クルマを運転しています。
バス停留所を通りすぎようとしたとき、３人がバスを待っているのを見ます。
1.重病らしい老婦人
2.かってあなたの命を救ってくれた友人
3.夢のように美しい女性
クルマには一人しか乗せられないとすると、あなたならどうしますか？」
これは実際にある就職の面接で尋ねられた質問です。
最後まで読まないであなたも考えて見てください。
老婦人は死にかけてるから助けてやりたいし、かって命を助けてくれた友人に借りは返したい。
でも夢のように美しい女性にはもう二度と会えないかもしれない（ジレンマですね）。
２００人の就職希望者のうち、たった一人の若者だけが面接を合格しました。
彼はなんて答えたんでしょうね？
彼はちょっと考えたすえ、はっきりと答えました。
「私は友人にクルマのキーを渡し、老婦人を病院に連れて行ってもらうように頼み、
美しい女性とバスを待ちます」
5646.「小説」 benさん
読み終えたばかりのスパイ小説のなかに、主人公がワシントンに
ある彫像の隙間に手紙を隠す場面がある。
私はワシントンに住んでいるので、著者が書いているような彫像に
小さな隙間があるかどうか確かめたくなった。
驚いたことに、あったのだ。おまけにビニールに包まれた手紙が挟まれていた。
すこしためらったが、手紙を引っ張り出し、開けて読んで吹きだしてしまった。
手紙にはこう書いてあった。
「その本って、面白いよね」
5647.「姦計」
マージの家のそばに豪華なホテルが開業した。
数日たってから、マージの家に間違い電話が頻繁にかかってくるようになった。
朝早くから宿泊の予約や、キャンセル、結婚式の予約などがひっきりなしにかかってきた。
そのホテルとマージの電話番号が一字違いだったのだ。
マージはホテルに抗議したが、受け入れられず、逆にマージの
電話番号を変えるように要求された。マージは役所に行き相談したが、
違法ではないといわれ、打つ手がなく途方に暮れてしまった。
マージはある時、ふと名案が浮かび、それを実行することにした。
５日後にはホテルから支配人が来て、今までのことを謝罪し、ホテルの電話番号を変更すると約束した。
友人のエセルはマージに尋ねた。
「どうやって、ホテルに電話番号を変えさせたの？」
「簡単よ。宿泊予約もキャンセルも結婚式の予約も全部受けたの」
5648.「ワンモア注射」 読売新聞〜わがやのあたしンち
四歳の息子は予防接種で「絶対泣けへんで！」と強気の姿勢だった。
ところが注射の瞬間、涙目に。自分が悔しかったらしく、
「もう一本、打ってくれ！」と再度のチャンスを求めて、泣き叫んでいた。
（大阪府、息子は負けず嫌い）
5649.「暗示療法」
ある女性は数年来、頑固な頭痛に悩まされて、病院のあらゆる科を受診したが、
頭痛はひどくなるばかりだった。
あるとき「暗示療法」の看板を見て、ある精神科クリニックを訪ねた。
「ずっと頭痛に悩まされているんです。なんとかしてくれませんか？」
「暗示療法をやってみたらどうでしょうか？」
「どんな風にやるんですの？」
「鏡に向かって立ち、人差し指を額に当て、『もう痛まない、もう痛まない・・』と頭に強く暗示を刷り込むんです」
女性は半信半疑で、診察室を出て、エレベータの鏡の前で人差し指を額に当て、
『もう痛まない、もう痛まない・・』とつぶやいた。するとあれほど頑固だった頭痛が
消えてしまった。驚いた女性は診察室に取って返し、医者に言った。
「頭痛が治ったわ。奇跡ですわ！ ぜひ夫も治していただけませんか？」
「ご主人はどこが悪いんですか？」
「じつは夫はあっちの方がまったくダメなんですの」
「それではご主人を連れてきなさい」
一週後、夫は医者を受診し、帰宅した。
待ちきれない女性はさっそく夫をベッドに誘った。
夫は洗面所で鏡にむかって「暗示療法」を行ってから、妻と情熱的に愛を交わした。
夫はまた洗面所に行き、また戻ってきて愛を交わした。
夫が３度目に洗面所に行ったとき、女性はこっそりと夫の
様子を見に行った。
夫は洗面所の鏡の前で、人差し指を額に当てながら繰り返していた。
『あの女性は妻ではない。あの女性は妻ではない・・・』
5650.「名前」 shinichiさん
CNNニュースによると、アメリカのミシガン州ホランドに住む、
ジョン・ブレイク・キューザックさんは念願の息子に、
「ジョン・ブレイク・キューザック・2.0」と命名した。
普通、欧米では「サミー・デイビス・ジュニア」のように、男の子に
父親の名前をそのままつけて「ジュニア」や「２世」とするのは良くあることだけど。
キューザックさんは友人たちにこうメールしたそうだ。
「キューザック・2.0はキューザック・1.0の機能と妻の機能を受け継いでいます」
