ジョーク128d                                                                            hyoushilogo2.gif (1530 バイト)

6351.「テスト」

1年生の担当のミス・ブルックス先生はひとりの生徒、ハリーのことで悩まされていた。

ハリーはこう主張するのだ。

「ボクは1年生じゃつまんない。だって3年生のお姉ちゃんより賢いんだもの。3年生にならせて」

ブルックス先生はカッときて彼を校長室に連れて行き、校長に事情を話した。

校長は、私がテストをしてみよう、ダメだったら1年生に戻せばいいだろう、と答えた。

校長「3X3は?」

ハリー「9です」

校長「6X6は?」

ハリー「36です」

ハリーは3年生なら解ける問題をすべて解くことができた。

校長はブルックス先生に「ハリーを3年生にしてもいいだろう」と言った。

ブルックス先生は、今度は私にテストをやらせてください、と質問をはじめた。

「牛には4本あるのに人間には2本しかないものは?」

「足です」

「あなたのズボンにあって、私のズボンにないものは?」

校長はブルックス先生の質問に不安を感じはじめた。

ハリーは答えた。「ポケットです」

ブルックス先生「男が立ってし、女は坐ってし、犬は足をあげてすることは?」

校長ははらはらして先生に文句を言おうとすると、ハリーが答えた。

「握手です」

先生「じゃあ、最後の問題よ。Fではじまり、Kで終わる、男が熱く興奮するものは?」

校長はここにきてどぎまぎしてブルックス先生に怒りを感じたが、ハリーが答えた。

Firetruck(消防車)です」

校長は顔をすこし上気させながらブルックス先生に言った。

「ハリーを5年生にしなさい。最後の問題は私も間違えた」

6352.「洗練」

「結婚以来妻は私を変えようとしたよ。酒やタバコや夜遊びをやめさせた。

服の着こなし、芸術鑑賞、グルメ料理、クラシック音楽を楽しむことや、

さらに株式への投資まで教えてくれたよ」

「すっかり変えられてイヤじゃなかったかい」

「あっ、全然イヤじゃないよ。ただ、彼女では物足りなく感じられるようになってね」

6353.「神のごとき」

イヌは思う。人間は食べ物をくれ、可愛がってくれ、快適なベッドを用意して、世話してくれる。

人間は神に違いない!

ネコは思う。人間は食べ物をくれ、可愛がってくれ、快適なベッドを用意して、世話してくれる。

オレたちゃ神に違いない!

6354.「結婚」

70歳の金持ちの男が20歳の美しい女性と結婚すると告げた。

友人たちは驚いて彼に尋ねた。

「どうやってあんな若くて美人な女性とと結婚できたの?」

彼は答えた。

「年齢でウソをついたのさ。90歳って言ったんだ」

6355.「角(つの)」

都会の裕福な女性たちのクラブ「月曜の午後クラブ」は会合を開き、

今月の遠足を牧場ですることを決めた。

女性たちのほとんどは都会に住み、牧場など見たこともなかった。

当日、女性たちはレンタルバスに乗り込み、牧場に向かった。

窓の外を見ると、汚い都会から美しい田舎の景色へと変っていった。

牧場に着くと、牧場主が迎えてくれて、何でも質問するように言った。

ミルトゥルはあちらこちらを見て、感嘆の声をあげたが、ある建物の中で

珍しいものを見つけ、牧場主を呼びとめて、質問した。

「この牛にはなぜ角がないのですか?」

牧場主はちょっと頭をかしげたが説明した。

「奥さん、牛の角というのは危険なのでノコで切ったり、若い牛には角に

酸をつけてそれ以上伸びなくします。それに角がはえない種類の牛もいます。

この牛・・・・・、この牛の角がない理由は、奥さん、これは馬だからです」

6356.「因果はめぐる」 朝日新聞〜三枝の笑ウインドウ

先日は夫の満64歳の誕生日、思い出すのは30年前の誕生日。

2人の息子と私はそれぞれプレゼントを用意して夕食の後、出し合った。

私はウイスキーの小瓶。8歳の長男はたばこ2個。そして6歳の次男は

禁酒禁煙の手書きのポスターで、「お父さんいつまでも元気でいて下さい」と

書き添えてあった。

あれから30年、夫は酒もたばこもやめたが、次男は両方やっている。

(兵庫県宝塚市 ちえ)

6357.「チャンス」

「オー!ゴッド」などに出演した俳優のジョージ・バーンズは結婚生活の間に

一度だけ妻を裏切ったという。

彼は内緒にしていたけれど、悪いと思って妻のグレイシーに美しいダイアモンドの

ブレスレットを買ってあげた。何年もたってからジョージはその不貞をグレイシーに告白した。

グレイシーいわく、

「知ってたわよ。実はあなたにまた浮気してもらいたかったの。ブレスレットに合う指輪が欲しかったから」

6358.「葬儀場」 Lucyさん

ある早朝、夫は下腹部の激しい痛みがある、と私を起こした。

すぐ病院の救急外来にいって、痛みの原因の検査を受けた。

夫は病名がはっきりするまで勤務先の葬儀社に連絡しないことにした。

看護婦がやってきて、検査の結果は軽い腎臓結石だと告げた。

私は夫に向かって言った。「いま葬儀社に電話しとく?」

それを聞いた看護婦は大笑いで、

「そんな重病じゃないわよ」

6359.「請求書」

今日郵便を受け取った。

請求書を開けるのは嫌なものだが、

封筒の上に「これは請求書ではありません」と書いて

あったので、封筒を開けた。

封筒の中にまた書いてあった。

「さっき開けたのは封筒です。で、これは請求書です」

6360.「早業」 wenさん

母が入院中の病院で、私は朝食をとるためセルフサービスのキャフェテリアに寄った。

私はパンをトースターにいれ、焼けて出てくるのを待った。

ところが、パンはトースターの奥にひっかかり、手が届かなかった。

すると隣にいた女性がすぐパンばさみでパンをつかみ引き出してくれた。

私はジョークで、「あなたはER(救急処置室)の人でしょう?」

「いいえ」彼女はにっこりして言った。「産科医なんです」

6361.「若さの秘密」 cathyさん

夫のジョーの5回目の小腸の手術の後、病室でのこと。

手術は思ったより時間がかかり、ジョーは年寄りくさく弱々しく見え、横たわっていた。

私がベッドにつきそっていると、ふたりのナースがジョーに咳を出させたり、

目をあけたり、指を動かしたりしたが応答はなかった。

私は何とか目を覚ましてほしいと神に祈った。

ナースのひとりが私に向かって、

「娘さん。あなたの名前を教えて。彼にその名前を言って話しかけてみるから」

私は笑って言った。

「若く見られてうれしいけど、私はこの人の妻で43歳で、同い年なんですよ」

ナースは少し驚いて,

「みんなは、あなたを彼の娘さんと思っていたんですよ。若く見えるし、面倒見がいいし」

そのとき、夫が咳をして、全員が夫の方を見た。

夫は目を開けなかったが、弱々しい声で言った。

「家内は髪を染めてるんです」

6362.「ディナー」

8人の客が豪華な食事の席につき、すばらしく美味しいソーセージのコースを終えた。

大皿の上にはひとつだけソーセージが残っていて、主人はそのソーセージを食べるよう

に勧めたが、客たちは遠慮して誰も食べようとしなかった。

そのとき停電になり明かりが消えた。暗闇の中で恐ろしい悲鳴があがり、明かりが再び

ついたとき、客たちは恐ろしい光景を見た。

大皿のソーセージに手がかぶさり、その手には7本のフォークが刺さっていた。

6363「調合」

薬局でクスリが調合されるのを待っていると、つい立の向こうで爆発音が聞こえ、

黒い煙がたちのぼった。

やがて黒こげの白衣を着た薬剤師が現れた。

彼は待っている婦人をにらんで言った。

「ドクターにもう一度処方を書いてもらうよう頼んでくれませんか? 今度は読みやすい字でね」

6364.「いつもと違うと…」 読売新聞 わが家のあたしンち 

母は日ごろ、父に対して素っ気 ない。たまには優しくしようと決意して、帰宅した父に、

黙って温かいおしぼりを差し出した。

父は当然のように、それでテーブルをふき始めた。

(兵庫県・おばかさん)

6365.「価値」

ある男が新しい冷蔵庫を買った。

彼は古い冷蔵庫を前庭において、<この冷蔵庫、どなたでもお持ちください、タダです>という

張り紙をつけた。

3日たっても誰も現れない。そこで彼は張り紙を書き変えた。

<この冷蔵庫、50ドルで売ります>

次の日この冷蔵庫は誰かに盗まれた。

6366.「修正」 DIANEさん

誰だって写真のなかで太って見えることは好まないわ。

それでプロの写真家である夫は写真を修整してくれとよく頼まれるの。

目じりの小じわを消せとか、お腹をへっこませてとかね。

この間の女性なんか家族写真をもってきて夫にこう頼んだのよ。

「私から15kg減らして、それを姉にくっつけられる?」

6367.「一度見てみたいもの」

何かに失敗してギャフンといってる人。、

バナナの皮に滑って転ぶ人。

赤子の手をねじっている人。

6368.「父の日」 aneさん

父の日に私は100ドルを渡して言った。

「これでなんか生活を快適にするものでも買ったら」

すると、父は母にプレゼントを買ってきた。

6369.「青あざ」

医師は男を診察し、むこうずねにひどい青あざをみつけ尋ねた。

「ホッケーとかサーッカーとか激しいスポーツをやりますか?」

「いや、全然。家内とポーカーをやるだけです」

6370.「今の時代」

男が女性に席を譲ると女性は失神してしまった。

女は気がつくと男にお礼を言った。

すると男は失神してしまった。

6371.「お産あれこれ」

最近アメリカで62歳の女性が出産しました。

赤ん坊は生まれたすぐ孫になりそうです。

高齢出産の最高記録は66歳のルーマニア人だそうです。

多産の記録では19世紀のロシアのワシリエフという女性が69人(27回の

妊娠で4つ子を4回、3つ子を7回、双子を16回)産んでいます。

この女性が病死したあと、夫は再婚して18人産ませたそうです。

男性の多産の記録となると、恐ろしいものがあります。

モロッコの皇帝、モーレイ・イスマイル王(1672 〜1727) は1703年

までに男525人、女342人を、その後1721年までに男700人を

生ませたそうです。

それに比べると日本記録の可愛いこと。

11代将軍、徳川家斉は14歳で将軍になり、21人の側室に54人の

子供を生ませ、各地の大名は養子を押し付けられて往生したとか。

6372.「仮定法」 marieさん

私がバルコニーのドアのそばに坐っていると、ドシンと音がした。

外に出てみるとゴムボールがあったので拾い上げた。

手すりの向こうで、5歳くらいの女の子が私を見あげていた。

「これ、あなたの?」と私はたずねた。

「いいえ」女の子はためらいながら答え、そしてつけ加えた。

「でも、それを投げ返してくれたらそうなるよ」

6373.「取引」

若いアナウンサーが地元のTVで募金を訴えていた。

ある女性から電話があり、電話応対係に、あのアナウンサーが

ヒゲを剃ったら100ドル寄付しますと言った。

アナウンサーはその取引に同意し、きれいにヒゲを剃ってから仕事に戻った。

翌日アナウンサーの母親から小切手が送られてきた。

6374.「実際にあった機内アナウンス」

「ご搭乗ありがとうございます。到着地の気温は寒くて雨が降りそうですが、

到着までに私たちが何とか致します。なにしろ、当サウスウェスト航空は、

誰よりもあなたとあなたのお金を大切に思っています」

6375.「実際にあった機内アナウンス2」

「シートのクッションは浮きとして使えます。緊急の水上着陸のときは

岸まで漕いでいくためにお使いください。クッションは私どもからのサービス品です」

6376.「実際にあった機内アナウンス3」

「飛行機からお降りのときはお忘れ物のないように願います。遺留品は

客室乗務員たちで等分に分配されます。お子様や配偶者をお忘れのないように」

6377.「実際にあった機内アナウンス4」

機長のあいさつから、

「デルタ航空は業界でもトップクラスの客室乗務員をそろえておりますが、

残念ながらこのフライトではその乗務員は一人も乗っていません」

6378.「実際にあった機内アナウンス5」

テキサス州アマリロ到着時のアメリカン航空について小耳に挟んだ話。

風がとても強く混みあっていた日の着陸に機長は悪戦苦闘した。

ひどい衝撃で着陸したあと乗務員はアナウンスした。

「みなさま、アマリロにようこそ。もうしばらくの間シートベルトを閉めたままにしておいて下さい。

機長が機の残骸を運転してゲートにつけますので。

6379.「実際にあった機内アナウンス6」

年配の客室乗務員が乗務したコンチネンタル航空の機長のアナウンス。

「皆様、ただいま巡航高度に達しました。ただいまより客室のライトを弱くいたします。

皆様がより寛げるためと、乗務員の見栄えをよくするためです」

6380.「実際にあった機内アナウンス7」

「機内の気圧が急激に下がった場合は天井より酸素マスクが降りてまいります。

うろたえたりなさらずにマスクを掴んで顔にあててください。子供さんにマスクをあてる前にまず

ご自分のマスクを確保してください。子供さんがふたりの場合にはお好きな方の子供さんを

お選びください」

6381.「実際にあった機内アナウンス8」

サウスウェスト航空で聞いたアナウンス。

「皆様、この機の喫煙セクションは翼の上にございます。そこでタバコの火をつけられれば、喫煙できます」

6382.「実際にあった機内アナウンス9」

デルタ航空のアナウンス、

「恋人と別れる方法は50通りありますが、機からの脱出には4通りしかございません」

6383.「実際にあった機内アナウンス10」

ソルトレーク市でサウスウェスト航空機がハードな着陸をし、

すぐ客室乗務員のアナウンスがあった。

「皆様、たしかに衝突みたいな着陸でしたが、言わせていただければ、

あれは飛行機のせいではなく、パイロットのせいでもなく、ましてや客室乗務員のせい

でもありません。アスファルトのせいなのです」

 6384.「実際にあった機内アナウンス11」

ある航空会社のパイロットが滑走路にハードに着陸したときのことを書いている。

この航空会社は副操縦士ががドアの脇に立ち、客たちが機から出るときに

会釈をすることになっている。

ハードな着陸の後の客たちにワビを言ったり、気の利いた言葉をかけたりするのである。

列の最後に杖をついた老婦人が歩み寄って言った。

「あのお、ちょっと訊いていいかしら?」

「どうぞ、どうぞ」とパイロットは答えた。「なんでしょうか?」

「さっきのは着陸だったのかしら。それとも撃ち落とされたのかしら」

6385.「実際になかった機内アナウンス」

機長よりお知らせ、

「みなさま、シンクレア機長です。英国航空ニューヨーク発ロンドン行き602便に

ご搭乗ありがとうございます。ただいま当機は大西洋上空5000フィートを航行中です。

右の窓をご覧ください。右のエンジンがふたつとも火を吹いています。左の窓をご覧ください。

左の主翼がとれています。下の海上をご覧ください。小さな黄色い救命ボートに3人が乗り、

手を振っているのが見えると思います。あれは、機長の私と、副操縦士とスチュワーデスです。

これは録音によってお送りしています・・・・」

6386.「頑固」 tellさん

わが社の新聞の死亡記事編集者は、容易に誤りを認めるような人ではなかった。

ある日、怒った読者が彼に電話をかけてきて、自分の名前が死亡欄に出ていると不満を言った。

「本当に?」と編集者は静かに聞いた。「で、あなたはどこから電話しているんですか?」

6387.「あなたの名前は?」 読売新聞 わが家のあたしンち 

病院の待合室で、長い間、親しげに話をしていたお年寄りふたり。

片方の人がトイレに行くらしく、 「呼ばれたら、トイレって言っておいて」と立ち上がったら、

もう片方の人が「ちょっと待って。あんた何て名前だったっけ?」

周囲は笑いをこらえていました。

(大阪府.・待ち時間が楽しい)

6388.「子供」 TOさん

子供の本に出ていた話、

「お話」

四歳の息子が腹痛をおこし病院に連れて行った。

お医者さんに「ここ痛い?」ときかれても、ただ泣くばかり。

みかねたわたしが「ちゃんとおはなししなさい」と声をかけると

「むかしむかし、あるところに・・・」とはなし出した。

「計算」 

小学一年の娘は「100円で105円のポテトチップスは買えますか?」

という算数のテスト問題に、「買える」と答えた。

「(  )円たりない」という解答欄には、「ねぎる」とあった。

6389.「助け」 stellaさん

先生になった初めての年、父兄との面接が始まり、私には大きなストレスだった。

午後4時15分、私は疲れ切って、ドアを開けてみると、まだたくさんの父兄が列を

なし、なんと列の2番目には私の母が並んでいた。私は面接を急いで終え、母を

招き入れた。

母が坐ると、私はたずねた。

「ママ、なぜここにいるの? 何かあったの?」

「あなたに会いに来たのよ」

「でも、ここにいちゃいけないわ」

母は笑って答えた。

「なぜいけないの。私も父兄だし、あなたは先生よ。コーヒーでもいかが?」

6390.「なつかしい場所」 こけさん

朝晩の犬の散歩についてくる三歳の息子

道路できょろきょろしながら

「ここはなつかしい場所だね。朝も来たからだね」

6391.「家族会議」 yurieさん

映画「家族のかたち」に出ていたジョーク。

「女房が、俺にパイプカットを勧めるんだよ。で、子供達に決をとらせた。13対12で負けたよ」

6392.「添い寝」

親ばか親父は、子供たちの次のような会話を立ち聞きするまでは、

歌って子供を寝かしつけていた。

その会話とは4歳児が3歳児に、

「眠ったふりすれば、歌うのをやめるよ」

6393.「スピーチ」

常務が重要な会議でスピーチすることになり、部下のジェンキンスに

20分間の力強いスピーチを書くように指示した。

会議から戻ると常務は怒り狂っていた。

「なんだって一時間ものスピーチを書いたんだ。出席者の半分は出て行ってしまったぞ」

ジェンキンスは当惑した。

「私は20分のスピーチを書き、2部のコピーを添えてあなたにお渡ししました」

6394.「目撃者」

警官が事故現場に到着してみると、クルマがぶつかり、電柱が倒れていた。

警官が事故の目撃者を探していると、作業服を着た青い顔をした青年が名乗り出た。

「その事故があったとき、キミはどこにいたのかね?」と警官が尋ねた。

「ボクは電話線の作業員です。電柱のてっぺんにいました」

6395.「ドラゴン」

18世紀のイギリス、疲れて腹をすかせた旅人が「ジョ−ジとドラゴン」の看板のある旅籠にたどりついた。

ドアをノックすると旅館の持ち主の妻が窓から顔を出した。

「食べ物をくれませんか?」

女は男の粗末で薄汚れた服装を見て、「ダメ」と叫んだ。

「では、ビール一杯だけでも」

「ダメ!」

「じゃあ、せめてトイレでも」

「ダメよ」

「ええと・・・・」

「ダメよ。 今度は何よ?」

「あのう、ジョージの方と話させてもらえませんか?」

6396.「せっかち」 CATさん

私の夫はとてもせっかちで、仕事に支障をきたすことも何度か。

クルマの運転で、交差点が詰まっていると、左折して、元の道に

戻るを繰り返して、却って時間がかかるのである。

料理でメインの料理が遅れると、デザートから先に食べたりするのだ。

せっかちを治す方法はないものかと探していると、図書館で

「せっかちをなくしてゆったり生活を」というハウトゥ・ビデオをみつけた。

帰宅した夫にさっそくビデオを見るようにすすめたが、10分もすると

キッチンにやってきた。

「あれ? もう全部観ちゃったの? 70分のビデオよ」

「うん、早送りでね」

6397.「せっかち2」

「神よ、私のせっかちをなおしてください、今すぐに」

6398.「時計」

怒った父親が2階から怒鳴った。

「ウチの娘をつれて帰ったお若いの!確かいま時計が4時を打ったように思ったがな」

「いえ、いま12時だったんですけど、あなたを起こしてはいけないと思って振り子を

途中で止めたんです」

「そうか。じゃあ、こっちのデジタル時計も止めなくちゃあね」

6399.「パン」 ellenさん

私の夫の実家はパン屋をしている。

私たちが結婚してすぐ、義妹のモニカが泊まりにきた。

おしゃべりしているとき私はモニカに頼んだ。

「美味しいカボチャパイをつくってよ」

「できないの」とモニカは言ったが、私のがっかりした顔を見てつけ加えた。

「50個いっぺんにならできるんだけど、1個だけだとどうやってつくればいいんだか」

6400.「異種間コミュニケーション」

鳥が好きなトムは毎晩、裏庭に立ってフクロウの鳴きまねをしていた。

ところがある晩、とうとう一羽のフクロウの声がそれに応えた。

一年間にわたって、トムと羽のある友人は「ホウ〜、ホウ〜」と鳴き声を交わした。

トムはその会話の記録さえした。

トムがこれこそ異種生物間のコミュニケーションへの端緒かと思ったとき、

彼の妻が隣人とおしゃべりしているのが聞こえた。

「夫はね、夜になるとフクロウに呼びかけてるのよ」

「あら変ねえ、ウチの夫もなのよ」

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