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宝石のように美しい曲は無数にありますね。そういった美しい曲をこのページに置きたいと思います。バッハ、ブラームス、チャイコフスキー、ドヴォルザーク、フォーレ、エルガーなどが好きです。この MIDI のページのサイトでは、女性作曲家たちも積極的に取り上げたいと思っています。ここのMIDIはスコアメーカー、cakewalk home studioなどで作りました。

MIDI の投稿は歓迎します。 リクエストがあれば MIDI ファイルを作ってみます。メールでどうぞ。  著作権について         


100.ソル 「エチュード Op.35 月光」 Sor , Estudio, "moon light"

ソルはベートーベンとほぼ同時代の人。数多くのギター曲、練習曲を書いています。この「月光」はソルの作品中もっとも有名なもの。ベートーベンのピアノソナタ「月光」に似た、親しみやすい曲。

99.バッハ 「ゴルトベルク変奏曲 BWV988 アリア」 Bach, Goldberg Variationen BWV988 "Aria"

バッハは変奏曲はあまり書かなかった人ですが、「ゴルトベルク変奏曲」では主題のアリアからスタートし、30回の変奏を経てまたアリアに戻ってくるという約1時間の曲です。ここでは最初のアリアを紹介します。映画「イングリッシュ・ペイシェント」のなかで使われていました。映画自体はやや退屈だったけど、クリスティン・スコット・トーマスのきれいだったこと(笑)。 ゴルトベルク変奏曲はこちらも。

98.バッハ 「リュート組曲第1 BWV996 第5曲 ブレー」 Bach, Suite fur Laute BWV996

バッハがリュートのために書いた作品です。 組曲の第5曲ブレーで、素朴な舞曲で、クラシックギターをやる人には欠かせない曲です。ここではピアノ版です。

97.エルガー 「チェロ協奏曲」 Elgar, Cello Concerto 1st Mvt

品格と叙情をもったテーマで始まり、これは全楽章に引き継がれます。エルガーの最後の大作で、この1年後に、「愛の挨拶」を贈った最愛の妻キャロラインに先立たれてしまいます。映画「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」にも感動的な場面で何度か演奏されていました。

96.ドヴォルザーク 「ユモレスク〜8つのユモレスク OP.101-7」 Dovorak, Humoresrue

誰でも知っている親しみやすくてどこか懐かしい曲。アメリカ滞在中、休暇で故国に帰国し、ヴィソカーの別荘で過ごしたときに作曲した8曲のユモレスクのなかの7曲目。クライスラーによるヴァイオリン用の名編曲をはじめ多数の編曲がある。

95.デュラン 「シャコンヌ」 Durand, "Chaconne"

デュラン(1830-1909)は、ワルツ No.1 op83で有名だそうです(私は聴いたことがないですが)。この曲、楽譜屋で見つけて惹かれるものがあり、購入しました。やや、単調ですが、明るい曲です。希少 MIDIです。

94.バダジェフスカ 「かなえられた祈り」 Badarzewska, "La Priere Exaucee"

バダジェフスカはポーランドの女流ピアニスト。18歳で「乙女の祈り」を作曲した偉大なアマチュア作曲家です。25歳で早逝した伝説的な作曲家。「乙女の祈り」に対する応えのような曲で、曲想もよく似ています。演奏会で聴くこともほとんどありません。希少 MIDIです。

93.マスカーニ 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」〜間奏曲 Mascagni, "Intermezzo" from Opera 'Cavalleria rusticana'

歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」の第1場と第2場の間で演奏されるこの間奏曲は劇的で美しいです。またこの曲は映画にかなり使われ、さらに有名となりました。「太陽の少年」、「ゴッド・ファーザーV」、「レイジング・ブル」などです。

92.バッハ 「管弦組曲第2(BWV1067)」6番〜メヌエット」Bach, Orchestral suite No.2〜No6 "Minuet"

 「管弦組曲第2(BWV1067)」の6番目の曲で、美しい旋律をもっています。独立してもよく演奏され、アンコール曲としてもよく取り上げられます。86番で言及した「ポロネーズ」の次の曲です。

91.バリオス 「大聖堂」 Barrios, "La Catedral"

バリオスが大聖堂に入ったときの感動を曲に表したとされています。はじめは2部に分かれていた曲に、バリオスが1部を付け加え3部構成になりました。ここでは、2、3部のみをMIDIにしました。第3部のアレグロのトレモロ(1分過ぎの)が例えようもなく美しいです。

89.グラナドス 「スペイン舞曲第5番〜アンダルーサ」 Granados, 12 Danzas Espanolas〜Danza Espanola No.5 "Andaluza" 

グラナドスのピアノ曲「12のスペイン舞曲」中、第5曲「アンダルーサ」がもっとも有名です。特に前奏に続く主題が情熱的であり、ちょっと哀愁も感ずる実にかっこいい曲です。これはギター版です。ギターの独習をはじめたときの究極の目標がこの曲でした。目標は挫折中ですが(笑)、今やっとMIDI曲を仕立て上げることができました。

88.ヴィヴァルディ モテット 「まことの安らぎはこの世にはなく」 Vivaldi, mottetto, "Nulla in mundo pax sincera"

ヴィヴァルディは器楽作曲者としてとらえられ勝ちですが、オペラ、カンタータ、モテットなどの歌曲の作曲者としても知られてきたようです。この美しいソプラノで歌われるモテットを、映画「シャイン」("Shine")ではじめて知りました。ラストシーンでこのソプラノが限りない美しさで響きわたります。5段の楽譜の入力にはじめて挑戦しました。原曲の12、3分の長さを3分半にカットしました。希少 MIDIです。

86.バッハ 「管弦組曲第2(BWV1067)の第5曲 ポロネーズ」Bach, Orchestral suite No.2〜No.5 "Polonaise"

フルートの魅力を満喫できる、実に美しい曲です。バッハの管弦組曲は4曲ありますが、この2番と「G線上のアリア」のある3番だけがよく演奏されます。モーツァルトの交響曲40番の第3楽章(87)の旋律が、このポロネーズの旋律に似ていると思うのは私だけでしょうか(笑)。

85.ダウランド 「涙のパヴァーヌ」 Dowland, Lachrymae Pavan

ダウランドはルネサンス期に、リュート奏者として活躍し、多数のリュート独奏曲やリュート伴奏つき歌曲を作曲していますが、そのなかで『流れよ、わが涙(Flow my tears)』は、その名旋律ゆえに大いに親しまれた歌曲です。ダウランドはこの甘美なメロディーをもとに、器楽編集曲を作りました。これが「涙のパヴァーヌ」です。リコーダーを主旋律に、リュートの伴奏でこのMIDIを作って見ました。哀しく叙情溢れるメロディーです。リュート独奏による「涙のパヴァーヌ」もあります。

83.ペツォルト 「メニュエット」 Pezort, Anna Magdelana Bach Notebook U〜Minuet Anh.115

「アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集」の中の1曲です。同じペツォルトのAnh.114「メニュエット」や、作曲者不詳のAnh.116「メニュエット」(84)と姉妹のようによく似ています。アンナ・マグダレーナはバッハの妻です。Anhというのはバッハの作品かどうかはっきりしない場合の作品通し番号です。

82.日本民謡 「竹田の子守唄」 Takeda no komoriuta

美しい旋律と哀しい歌詞をもった屈指の民謡です。「守りもいやがる 盆からさきにゃ雪もちらつくし 子も泣くし 盆が来たとて なにうれしかろかたびらはなし 帯はなし この子よう泣く 守りをばいじる守りもいちにち やせるやら 早よも行きたやこの在所越えて 向こうに見えるは親の家」民放連が、部落差別となるとの全く根拠のない理由で自主規制し、テレビ・ラジオから消してしまった歌です。この歌、このHPに絶対載せたかった。

81.バッハ 「無伴奏パルティータ第2番 BWV1004 『シャコンヌ』」 Bach, Partita No2(5Mvt)

ヴィターリの「シャコンヌ」とならぶ有名な「シャコンヌ」です。品格の感じられる曲で演奏する人の技量がもろに出てしまう曲です。映画「無伴奏シャコンヌ」で全編に流れていました。

80.不詳 「シチリアーナ(16世紀イタリア)」 Siciliana, by anonymous(16c. Italy)

この作曲者不詳の「シチリアーノ」もこのページで紹介したバッハ、パラディス、フォーレに負けない端正で美しい曲です。ロドリーゴの「ある貴神のための幻想曲」の第2楽章に似ている。レスピーギはこの曲をもとに、 「リュートのための古風な舞曲とアリア〜シチリアーノ〜」を作曲しています。

78.チャイコフスキー 「ヴァイオリン協奏曲〜第2楽章」 Tchaikovsky, violin concerto〜2Mvt

チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は、ピアノ協奏曲第1と似ている点が多いです。初演時に献呈者とトラブったり、1楽章がすばらしくて、頭でっかちの作品であることなど・・・。ヴァイオリン協奏曲の特に第1楽章(79)は類のないほど美しく、力強いです。10年ほど前のチャイコフスキー国際コンクールで諏訪内晶子がこの曲を弾き1位になりました。

77.アルカデルト 「アヴェマリア」 Arcadelt, Ave Maria

シューベルトの「アヴェマリア」、グノーの「アヴェマリア」と並んで有名な「アヴェマリア」です。実に敬虔な曲で聖歌隊などがよく歌います。最後がアーメンで終わります。たしかドリフの聖歌隊も歌った?(笑)

76.バッハ 「シチリアーナ」 Bach, Siciliana,BWV.1031

もとはバッハのフルート・ソナタの2番。シチリアーナ(シシリエンヌ)は8分の6拍子の舞曲ですが、、有名なのが3つあります。パラディスと、フォーレとバッハのシチリアーナです。パラディスのは素直で端正さを、フォーレのは哀切極まりない情感を、バッハはやさしさ中の哀歓を感じさせられます。このページで3つとも聞くことができます。それぞれの味があって、3つとも好きです。

75.ゴセック 「ガボット」 Gossec Gavotte

この曲もよく耳にします。もともとはヴァイオリンの小曲で、ヴァイオリンを習う人が最初のころ必ず弾く曲。ピアノにおけるランゲの「花の歌」やバタジェフスカの「乙女の祈り」のようなものですね。ゴセックも音楽史には貢献している人ですが、この曲以外にはあまり知られていません。

74.クララ・シューマン 「ロベルト・シューマンの主題による変奏曲 op.20」 Clara Schumann, "Variationen uber Thema von Robert Schumann"

ロベルトが家ですごした最後の誕生日にクララが贈った曲。ロベルトの「色とりどりの小品(Bunte Blatter) op.99の第4曲 AlbumblatterT」のテーマを使って作られた。この同じテーマを使ってブラームスも「シューマンの主題による変奏曲 Op.9」を作曲していて興味深い。この後ロベルトは自殺を企て精神病院に収容される。実際の曲は、テーマに続き7度変奏されるが、このMIDIではテーマを2度繰り返し、1度変奏して終わりにしました(けっこう大変だったもので・・(笑))。希少 MIDIです。

73.ランゲ 「花の歌」 Lange, Blumenlied op.39

この曲は演奏会で聴くことは少ないですが、ピアノを弾く人にとっては、一度は弾いた、あるいは弾いて見たいと思う曲です。ランゲには多数の作品がありますが、知られているのはこの曲だけです。

72.ショパン 「幻想即興曲 Op66」 Chopin, Fantasie-impromptu op.66

ショパン24歳ころの作曲ですが、生前は出版されなかった曲。前半の激しく、速い旋律のあと、中間部に美しい旋律が夢のように奏されます。このMIDIはその中間部です。

71.マルティーニ 「愛の喜び」 Martini, nimo D'amor

クライスラーの「愛の喜び」(midi worldへlink)と混同しがちで、ちとややこしい。実際の歌詞は、恋に破れた男の未練たらしい嘆きらしいですが、この曲はあくまで美しいです。ポピュラーでも歌われました(プレスリー)。

70.ラヴェル バレエ組曲「マ・メール・ロワイエ〜第5曲『妖精の国』」 Ravel, "Ma mere l'oye"〜"Le jardin feerique"

まさにラヴェルらしい不思議な雰囲気をもった曲です。美しいゆっくりとしたサラバンド(スペインの古い舞曲)です。もとは、子供向けの連弾用の作品で後に、オーケストラ化されたのです。

69.バッハ 「G線上のアリア」 Bach, Air on G String

バッハ管弦組曲第3の第2曲(BWV1068)を、ドイツのヴァイオリニストのウィルヘルミが、独奏ヴァイオリンのG線(一番太い弦)だけで演奏できるように編曲したので「G線上のアリア」と呼ばれています。この旋律は静かで美しいです。バッハ管弦組曲第3の第3曲の「ガボット」も愛らしい曲です。

67.チャイコフスキー「四季〜トロイカ」 Tchaikovsky, Course en Troika(Les Saisons)

子供のためのピアノ曲集「四季」のなかの11番「トロイカ」 は6番の「舟歌」とならんで有名。ロシア民謡風の懐かしさの漂う旋律ではじまります。やや、とろいかと思われる方もいるかもしれませんが・・(笑)、好きな曲です。

64.ブラームス 「ハンガリー舞曲 64.第1  65.第5  66. 第6」 Brahms, Ungarische Tanze Nr.1

ブラームスはシューマン夫妻と知り合う前に、ヴァイオリニストのレメーニから、ジプシー音楽やハンガリーの舞曲を教えられ、またみずからも民謡を収集し、それらをまとめて、ピアノ連弾用の「ハンガリー舞曲集」を出版しました。好評で売れに売れたそうですが、レメーニに妬まれ著作権侵害で訴えられました。21曲ある中で5番、6番が有名ですが、私は哀愁を帯びた1番が好きです。

63.ブラームス 「交響曲第1番〜4楽章」 Brahms, Symphonie Nr1〜4Mvt

第4楽章のこの主題は、発表された当時からベートーヴェンの交響曲第9の『歓喜(68)』の主題に似ているといわれました。決してそうではないし、ブラームス自身も「分かる人には分かる」と言っていました(笑)。でもその話に言及されると、ブラームス好きの私は悔しい思いをしたものです。そんなとき、私は反論するのです。「交響曲第9の『歓喜』こそモーツァルトのオッフェルトリウムKV222の1分過ぎの旋律にそっくりじゃないか」って(笑)。

62.ワーグナー 楽劇「トリスタンとイゾルデ〜イゾルデの愛の死」 Wagner, MusikdramaTristan und Isolde〜Liebstod

現代音楽への嚆矢となったといわれるワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」。 イゾルデは、その第3幕第3場で有名な「イゾルデの愛の死」を歌い、トリスタンの死骸の上でこときれます。この曲はMIDIよりCDで聞く方がずっといいでしょう。

61.オッフェンバック 「オペラ ホフマン物語〜舟歌」 Offenbach, "Barcarolle" from Opera 'Les contes d'Hoffmann'

オペレッタを多数作曲したオッフェンバックがちゃんとしたオペラに挑んだのが「ホフマン物語」でした。未完成で遺作になってしまいましたが、その中の舟歌が有名で単独でも歌われたり、演奏されます。映画「ライフ・イズ・ビューティフル」の収容所の場面で感動的に使われました。

60.シューベルト 「ピアノ五重奏曲 」 Schubert, Quintet "The Trout"

シューベルトは歌曲「鱒」をつくりましたが、これを気に入り、ピアノ五重奏曲の4楽章にこのメロディーを使いました。軽やかな変奏曲です。教授から「鱒」の楽譜を受け取って、「たる」ですかと言った音大の学生がいたらしい(笑)。

59.ドルドラ 「スーヴェニール(思い出)」 Drdla, Souvenir

甘酸っぱいノスタルジーいっぱいの曲です。一度はどこかで聞いた曲。ドルドラが、シューベルトの墓所の前を電車で通りかかり、ふとメロディーが浮かび、切符に書きとめたといわれています。ドルドラはこの曲だけが知られている作曲家で1944年になくなっています。            

58.グリーグ 劇音楽「ペール・ギュント〜ソルベーグの歌」 Grieg, Peer Gynt〜Solveigs Sang

劇音楽として作られ、後に組曲として編曲された。ペール・ギュントは冒険と放蕩の限りを尽くしてやっとのことで故郷に帰ってみると、恋人のソルベーグは老いながらも彼を待っていた。ペールはソルベーグの膝の上で、彼女の歌を聴きながら死んでいく。

57.バッハ「チェンバロ協奏曲第3BWV1054〜第3楽章」Bach, concerto for Harpsichod No.3〜3rd Mvt.

「チェンバロ協奏曲第3 BWV1054」というのは、実は「ヴァイオリン協奏曲第2 BWV1042」を1音下に移調し編曲したもの。想像を絶する美しい2楽章ももっている有名な曲です。映画「ある愛の詩」にも使われました。

56.ショパン「前奏曲 Op.28-15 雨だれ」 Chopin, 24 Preludes op.28-15,"Raindrop"

雨といえば、まず思い浮かべるのがこの曲です。ショパンがサンドとマジョルカ島にいるときに作曲したらしい。「別れの曲」とよくカップリングされる曲ですね。

55.メンデルスゾーン 「六つの歌 Op.34〜2 歌の翼に」 Mendelssohn, 6 Lieder op.34-2 Auf Flugeln des Gesanges

メンデルスゾーンは作曲家としては恵まれた生涯を送り、明るく美しい歌を残し、後に続くロマン派の作曲家に大きな影響を与えました。この曲は明るく伸びやかで、メンデルスゾーンの歌曲中もっとも有名なもののひとつです。    

54.クライスラー 「美しきロスマリン」 Kreisler, Shon Rosmarin

美しく叙情的なヴァイオリンの小曲。クライスラーはこの曲の発表時、作曲者名を隠していたそうです。ロスマリンを愛していたんでしょう。

53.グリーグ 「ピアノ協奏曲 イ短調 第1楽章」 Grieg,  Piano Concerto

叙情的で甘い旋律の多い協奏曲です。曲想とか楽想がシューマンのピアノ協奏曲と似ているとよく言われます。三大ピアノ協奏曲のひとつといわれ、演奏会にもよくとりあげられます。

52.コレッリ ヴァイオリンソナタ op.5 12番「ラ・フォリア」 Corelli, Sonata a Violino e basso continuo op.5 No.12 in Re minore

コレッリの代表作。ひとつの主題を23変奏したもの。気品あるテーマと見事な変奏で有名であり、またこの曲中にあらゆるヴァイオリン運弓のテクニックが含まれているので、ヴァイオリンを習う人には欠かせない曲だそうだ。このMIDIは12分と長いので作るのに苦労しました。これは希少 MIDIです。

51.リムスキー=コルサコフ 交響組曲「シェエラザード〜第3楽章 若き王子と王女」 Sheherazade, Op35 Symphonic Suite, The young Prince and The Princess

交響組曲「シェエラザード」は40分前後の長い組曲で、いくつかの美しいテーマが交互に繰り返されます。 「シェエラザード」のテーマと並んで、この「若き王子と王女」のテーマも美しいです。

50.バッハ 「カンタータ第147番 心と口と行いと命もて〜主よ、人の望みの喜びよ」 Bach, Jesus Joy Of Man's Desiring BWV, 147

教会の礼拝用音楽で教会カンタータのひとつです。実に美しいメロディーで、一度聞くと忘れることができないほど美しいです。

49.ペルー民謡 「コンドルは飛んでいく」 EL CONDOR PASA

哀切漂うメロディーですね。それもそのはず、インカ帝国王の末裔が白人に対し反乱をおこし、死んでいくさまをうたったもの。死んだあともコンドルになって飛翔しわれわれを守ってくださいという歌詞だったらしい。ワイエスのコンドルの「飛翔」を思い出します。絵を見ながら聴いてください。

48.モーツァルト 「クラリネット協奏曲k622〜第2楽章」 Mozart, Clarinet Concerto, k622〜2nd Mvt.

モーツァルトの最晩年に書かれたこの曲の第2楽章は、死期を悟った定年じゃなかった、諦念が感じられる「白鳥の歌」といわれますね。確かに美しく悟りきった感じの曲です(笑)。ブラームスのクラリネット五重奏曲はこの曲に触発されて書かれたらしい。この曲は、私の好きな映画「愛と哀しみの果て」に何度も出てきます。

47.ドヴォルザーク 弦楽四重奏曲第12番「アメリカ〜第1楽章」 Dvorak, Strings Quartet No.12, America

ドヴォルザークはアメリカで生活し、その間も故国ボヘミアに強い郷愁を感じていました。このころに、この「アメリカ」や交響曲「新世界」やチェロ協奏曲など、名曲が相次いで作曲されています。民謡調の懐かしさのこもった旋律です。

46.サン=サーンス 歌劇「サムソンとデリラ〜あなたの声に心は開く」 Saint-Saens, Samson et Delila, Mon coeur s'ouvre a ta voix(My heart at thy sweet voice)

歌劇「サムソンとデリラ」の第2幕に、デリラが歌う妖艶なアリア「あなたの声に心は開く」はオペラの中でもっとも好きな旋律のひとつです。編曲(といえば聞こえはいいですが、実際はいじりまくった(笑))をしすぎた感もありますが、まあ気にいっています(笑)。

45.シューベルト 交響曲第8番ロ短調「未完成」 Schubert, Symphony No.8, Unfinished

ワインガルトナーという指揮者が「まるで地下の世界から湧き上がるような・・」と形容した超低音の主題ではじまります。その後美しい旋律が豊富に使われています。ブラームスをして「この曲は未完成どころか立派に完成されていて、こんな親しみのある旋律は聴いたことがない」と言わしめています。高校の音楽の歌のテストで歌わされました(笑)。

44.ショパン「練習曲(エチュード)作品10の3〜別れの曲」 Chopin, 12 Etudes op.10-3

誰もが知っている「別れの曲」 それまでは、無題でしたが、ショパンの伝記映画「別れの曲」に使われて「別れの曲」になりました(笑)。

43.リョベート 「10のカタルーニャ民謡〜聖母の御子」 Llobet,10 Canciones populares Catalanes, El Noi de la Mare(塚越 康雄さん作)

スペインの古謡をリョベートが編曲した曲。しっとりとした敬虔なギター曲で、最近とみに人気を呼んでいます。クリスマスによく演奏されます。

42.プッチーニ オペラ「ジャンニ・スキッキ〜私のお父さん」 Puccini, Opera, Gianni Schicchi, O mio babbino caro

オペラ「ジャンニ・スキッキ」は喜劇の小品ですが、映画「眺めのいい部屋」の挿入曲に使われてから爆発的に人気が出てきました。窓を開けるとフィレンツェを象徴するようにこの曲が、キリ・テ・カナワのソプラノで流れてきます。

41.エルガー「愛の挨拶」 Elgar, Salut d'amour

エルガーが新妻のキャロラインに贈ったピアノの小曲で、後に管弦楽化されました。エルガーらしく、上品で愛らしい曲です。エルガーは妻の助けで大作曲家へと変身していったのですが、愛する妻が亡くなった後は、すっかり落ち込んで死ぬまで作曲できなくなったのです。そういったエピソードを知ると、この曲、ちょっとジンときます。

40.チャイコフスキー「弦楽四重奏曲第1〜第2楽章 アンダンテ・カンタービレ」 Tchaikovsky, String Quartet No.1, op11 Andante cantabile

ロシア民謡風の哀愁に満ちた旋律です。ウクライナのカメンカで土地の住民が歌っていた民謡をチャイコフスキーが取り入れたといわれています。すすり泣くように終わりますが、実際にトルストイがはじめてこの曲を聴いたときに、彼は涙を流したと伝えられています。

39.ブラームス「交響曲第3〜第3楽章」 Brahms, Symphony No.3

ブラームスの交響曲のなかの旋律で1,2を争う美しい曲。この哀愁感あふれる旋律は映画「さよならをもう一度」(小説名サガン「ブラームスはお好き」)に使われました。

38.フォーレ「3つの歌作品7第1曲〜夢のあとに」 Faure, 3 Melodies, op.7, Apres un reve

「3つの歌 作品7」のなかの第1曲で、夢幻的雰囲気を漂わせた、いかにもフォーレらしい曲。チェロでよく演奏されます。

37.ドビュッシー「月の光」 Debussy, Suite bergamasque, Clair de luna

ドビュッシーは、独自の曲風をもった作曲家ですね。どの曲でもドビュッシーしています(笑)。非常に印象的な趣のある曲ですが、フォーレの「月の光」を真似たともいわれています。映画「セヴン・イヤーズ・イン・チベット」で少年ダライ・ラマがオルゴールを開けるとこの曲が聞こえてきました。

36.タレルガ「ラグリマ(涙)」 Tarrega, Lagrima (塚越 康雄さん作)

素直でやさしいギター曲。映画「八月のクリスマス」に使われ、印象的でした。哀しい話なのに、主人公はいつも笑っていて、ラストは静かで大きな感動を呼び、映画館でもあちこちで嗚咽が聞こえました。

35.バッハ「小フーガ ト短調」 Bach, Fuge BWV578

同じ調性のため、BWV542の「大フーガ」に対して「小フーガ」と呼ばれます。誰もが一度は聴いたことのあるなじみのある旋律です。このMIDIも当然オルガンにしてみました。

34.タレルガ 「アルハンブラ宮殿の思い出」 Tarrega,  Recuerdos de la Alhambra

実際に中世の城「アルハンブラ宮殿」を見て、作曲したそうです。タレがって? もちろんタレルガです(笑)。この城の噴水のタレるのを見てあのトレモロ奏法を思いついたらしい(笑)。ギターの名曲です。私のMIDIはピアノ版ですので、トレモロに聞こえないですが・・(笑)。こちらにギタートレモロ版(90)があります。

33.バッハ オルガン小曲集41番「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」 Bach, Ich ruf' zu dir, Herr Jesu
Christ BWV639

映画「惑星ソラリス」の冒頭にこの旋律が流れ、戦慄をおぼえます(笑)。冨田も「宇宙幻想」というシンセ・アルバムの「ソラリスの海」の中にこの曲を使っています。私のトップページにもこの曲を置いてあります。

32.チャイコフスキー バレエ音楽「白鳥の湖〜情景」 Tchaikovsky, Swan lake, Scene

チャイコフスキーの旋律中もっとも美しいもののひとつでしょう。発表当時は不評でしたが、徐々に人気を博してきました。原曲はオーボエですが、このMIDIはピアノにしました。

31.ホルスト組曲「惑星〜木星」 Holst, The Planets, Jupiter

「惑星」の中でもっとも美しくて壮大なテーマを持つのがこの「木星」です。私は「惑星」は冨田編曲のシンセ版がもっとも好きです。この曲がオルゴールのように奏されて、宇宙船が宇宙のかなたに消えていくような場面があるんですよ。ホルストの遺族は手ごわくて、ホルスト死後50年以上経ち著作権が消えてからも口出ししてきて、冨田も苦労したようです。MIDI素材の方ににオルゴール・ヴァージョンをおきました。

30.サン=サーンス組曲「動物の謝肉祭〜白鳥」 Saint-Saens, Le Carnaval des Animaux, Le Cygne

サン=サーンス「動物の謝肉祭〜白鳥」 気品と美しさを兼ね備えています。チェロでよく演奏されます。1オクターブ下げ楽器をチェロに変えてみました。素材のほうにはピアノ版が置いてあります。

29.エルガー行進曲「威風堂々」第1番 Elgar, March, Pomp and circumstance No.1

なんと崇高で気持ちを高ぶらせる曲でしょうね。この曲は後に、「希望と栄光の国」という歌詞がつけられ、第2の英国国歌となってしまいました。毎夏行われる英国音楽祭(プロムス)のラストで、この曲が数万人の人々に歌われて圧巻です。最初のガチャガチャした、旋律が終わり1分30秒過ぎに濃い霧が晴れるようにゆったりとした、美しい旋律が奏されます。このMIDIでは、ガチャガチャは省いてあります(笑)。

28.ジョプリン「エンターテイナー」 Joplin, The Entertainer

下の「イージーウィナーズ」と同じく黒人ジョプリンの作曲。シンコペーション(拍ずらし)をきかせた軽快な曲で、「イージーウィナーズ」とともに映画「スティング」に使用され一躍有名となりました。

27.ムソルグスキー「展覧会の絵〜プロムナード」 Musorgsky, Pictures at an Exhibition, Promenade

夭折した友人の画家を悼んでムソルグスキーが書いたピアノ曲。彼の死後、ラヴェルらがオーケストラ化して人気がでました。10枚の絵の間をゆっくり歩いて鑑賞するかのように、「プロムナード」が曲と曲をつないでいきます。壮麗なオーケストラ編成のもいいですが、ピアノ曲にも捨てがたい魅力があります。

26.ボロディン歌劇「イーゴリ公〜ダッタン人の踊り」Borodin, Prince Igor, Polovtsian Dances

「ダッタン人の踊り」はCMでもよく使われたので、ああ、この曲ダッタンかという人も多いでしょう(笑)。女声合唱ではじまる異国風の旋律は管弦楽でも演奏されます。

25.マスネー「タイスの瞑想曲」 Massenet, Meditation(Thais)

歌劇「タイス」の第2幕にでてくる間奏曲ですが、ヴァイオリンの名曲ともなっています。まさに優美きわまりない旋律です。

24.ヘンデル 歌劇「セルセ〜樹木の陰で(オンブラマイフ、ラルゴ)」 Hendel, Serse "Ombra mai fu"(largo)

ヘンデルのオペラは、ちょうど今の映画のように数ヶ月単位でたくさん作られ、忘れられていったのが多いですが、中にはこの「ラルゴ」のように優れた曲もあり、抜粋されて演奏されます。優雅で気品のあるこの曲は、洋酒のCMで人気を得、さらに映画「細雪」のラストで静かで深い感動を誘いました。

23.シューベルト「楽興の時Op.94の第3番」 Schubert、Six Moments Musicaux, Op.94 No.3

休日に、知らない街の住宅街を歩いていると小粋な家からこのピアノ曲が聞こえてきたりします。シューベルト作曲「楽興の時」Op.94の第3番。短く愛らしい曲で、シューベルトのピアノ曲中もっとも有名な曲のひとつです。ラフマニノフもこれに触発され「楽興の時」を書いています。

22.ショパン「プレリュード作品28第7」 Chopin, 24 Preludes op28, No7

この曲は、胃薬のCMですっかり有名になり、ショパンはあの世で胃を悪くしているかもしれない(笑)。16小節、40秒程度の小さな曲です。映画「櫻の園」のラストで開け放たれた窓から桜の花びらが風で舞い込み、バックにこの曲が流れて印象的でした。

21.ペツォルト「メニュエット」 Pezort, Anna Magdelana Bach Notebook U〜Minuet Anh.114

この愛らしい曲は、バッハ作とか妻のアンナ・マグダレーナ作とかいう説もありますが、弟子のペツォルトが作曲したという説が有力です。「アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集」の中の1曲です。名旋律のため、ジャズやポップスのスタンダード曲にも作り変えられています。

20.チャイコフスキー「四季〜舟歌」 Tchaikovsky, Barcarolle(Les Saisons)

子供のためのピアノ曲集「四季」のなかの6番「舟歌」は静かにはじまり途中で激しくなる。冒頭の旋律はほんとうに美しい。「四季」の中ではこの曲と「トロイカ」が有名。

19.ブラームス「ワルツ集第15番」 Brahmus, Walzer op39-15

この曲は器楽にも歌曲にも使われたので、ワルツ集のなかではもっとも有名になりました。この曲を献呈されたハンスリックが「あの無骨なブラームスがワルツを書いた」と驚いたそうです。ブラームスはヨハン・シュトラウスのワルツに触発されたらしい。小学校の音楽の時間に歌った記憶があり、懐かしい曲です。四手版(連弾)もなかなかいいです。

18.チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番1楽章の主題」 Tchaikovsky, Piano Concerto No.1

この壮大で華麗な第1楽章のテーマは繰り返されることもなく、ほとんど3分で終わってしまい、後はなにをしたらいいのか? という人もいます(笑)。しかし、このテーマの旋律は、限りなく強く美しく甘く、あらゆるクラシックの中で、私のもっとも好きな旋律のひとつです。中学1年から、この3分の旋律に捕らわれ続けています(笑)。オーケストラ版はこちら

17.ジョプリン「イージー・ウィナーズ」 Joplin, The easy winners

「エンターテイナー」(「スティング」)と並ぶジョプリンのラグタイムの傑作。ともに映画「スティング」に使われ有名となりました。シンコペーションをきかせた軽やかなリズムの中にうっすらと悲哀を感じます。 ジョプリンのラグタイムはドビュッシーやサティにも影響を与えたといわれています。

16.ドビュッシー 「美しい夕べ」 Debussy, Beau soir

ドビュッシー16歳のときの曲で、もう既にしてドビュッシーになっています(笑)。下の13歳のクララ・シューマンの「ロマンス・バリエ」と比較して非常に興味深い。瑞々しく落ち着いて静かにもかかわらず、豊かな内面を表出しています。これは希少 MIDIです。

15.バッハ「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第3番 第3楽章『ガヴォットとロンド』」 Bach, Partita No.3〜3 in E, BWV.1006, Gavotte en Rondeau

「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ」は、バッハのヴァイオリンの作品中、いやバッハの全作品中でも最高傑作とうたわれています。その中の『ガボットとロンド』は明るくやさしい旋律が好まれて本来のパルティータ(組曲)から離れて単独でも演奏されることが多いです。優雅でダンス風の曲、どこかで聴いたことがあるでしょう。このハープ・ヴァージョンの曲を投稿してくれた、いばらさんは、1日でこれを仕上げたそうです、おそるべし(笑)。

14.バダジェフスカ「乙女の祈り」 Badarzewska, maiden's prayer  (La Priere d'une Vierge)

バダジェフスカはポーランドの女流ピアニスト。18歳でこの曲を作曲し、24歳のとき雑誌の付録にこの曲をつけたところ爆発的ヒットとなり、25歳で早逝したという伝説的な作曲家。たったこの1曲で音楽史に自分の名前を残したのです。そう思って聴くと、ちょっと胸が痛むでしょう。誰もが知っていて、一度は弾いてみたいと思う曲です。バダジェフスカは、「かなえられた祈り」という「乙女の祈り」の返事のような曲も書いています。機会があれば紹介します。

13.シューベルト「アヴェ・マリア」   Schubert, Ave Maria

シューベルトがウォルター・スコットの叙事詩に歌をつけたもので、乙女エレンの祈る姿を歌っている。この曲は、作曲された当時から評判をよび、シューベルト自身も好んで歌ったそうである。数多い「アヴェ・マリア」のなかで、グノーの「アヴェ・マリア」と双璧をなす。6連音符が多くて入力に苦労した曲です(笑)。

12.パラディス「シチリアーノ」 Paradis, Sicilienne

モーツァルトとほぼ同時代の盲目の女性作曲家・ピアニスト・歌手。モーツァルトから「ピアノ協奏曲第18番」の献呈も受けているほどです。ゆったりとして、優雅で気持ちの和む曲で徐々に人気を得、演奏会でも取り上げられる機会が増えています。私も、いらいらした時にはまっさきにこの曲を聴くようにしています(笑)。55秒過ぎの旋律の素直で端正なこと、聴きほれます。これは希少 MIDIです。

11.フォーレ「シシリエンヌ」 Faure, Sicilienne

フルートの名曲で、付随音楽「ペレアスとメリザンド」にも転用された。明るく美しく甘く切ない曲である。友人の音楽家がある時、アンコールされ、あたかも曲を用意していなくて困ってるフリをしていたが、カバンの中には、しっかりと「シシリエンヌ−−アンコール用」と書かれた楽譜が入っていた(笑)。

10.バッハ 「平均率クラヴィーア第1〜プレリュード   BWV846」 Bach, Well Tempered Clavier, Book.T-BWV,846 Prelude

バッハの最高傑作のひとつとして数えられる「平均率クラヴィーア曲集第1巻」のなかの最初の1曲。はじめて聴いたとき、伴奏ばっかりで、主旋律はどこだ?と思いました(笑)。そう思った人は他にもいたんですね、150年後に、グノーは「アヴェマリア」の伴奏にこの曲をちゃっかりと使ってしまったんです(笑)。静かですが内に秘めた強い力が感じられ、何度聴いても飽きのこない曲。

9.グノー「アヴェマリア」 Gounod, Ave Maria

上で触れたように、なんとグノーがバッハの「平均率クラヴィーア第1〜プレリュード」を伴奏にして作り上げたのがこの曲。この1曲で名曲が一度に2つ味わえるというグリコのような曲(笑)。できあがった曲は1+1=2でなく、1+1=5の価値がある。叙情的で品格が感じられる敬虔な曲です。

8.サティ  「ジムノペディ第1番」 Satie,  Gymnopedies No.1

サティは奇矯な言動で知られ、とてもこんな美しい曲を書いた人とは思えない、変った人だったそうです。FMではじめてこの曲を聴いてタイトルを聞き逃し、再会できるまで半年かかったことを思いだしました。彼の音楽は後の音楽家、ドビュッシー、ラヴェルに大きな影響を与えました。ユーミンの「海を見ていた午後」などもそのひとつです(笑)。

7.イギリス民謡「グリーンスリーブス」 Green sleeves

16世紀末にイギリスで歌われた古い民謡。「グリーンスリーヴス」とは、緑の袖の服を着た浮気な女性のことだそうです。ヴォーン・ウイリアムズが、この曲をもとに「グリーンスリーヴスによる幻想曲」を書いて有名になり、映画主題歌(「西部開拓史」)にも使われました。古来からいろんなヴァージョン?のがあり、これが「グリーンスリーヴス」か?というのまであります(笑)。ここでは素直で、美しいのを紹介します。

6.イギリス民謡「スカボロー・フェア(いばらさん)   Scarborough Fair

この静かで切ないイギリスの伝統音楽「スカボローフェア」は吟遊詩人たちにも歌われて、数多くの「スカボロー・フェア」が存在し、何十種類もの歌詞や楽譜が残されています。ですからこのMIDIファイルのような素朴で純な「スカボローフェア」もあったのでしょう(知らなかった(笑))。いばらさんの手により古謡らしい雰囲気の「スカボローフェア」に仕上がっています。歌詞の「パセリ、セージ、ローズメリー、そしてタイム」はハーブのことで、当時のイギリス(ケルトやスコットランド)では、医薬品や魔術に使う必需品として重要視されたそうです。これは希少 MIDIです。

5.ラヴェル 「亡き王女のためのパヴァーヌ」   Ravel, Pavane pour une infante defunte

この曲はベラスケスの描いた「王女マルガリータ」に霊感を得て書かれたといわれています。優雅でゆったりとした舞曲で、発表当時から女性に大人気で、音楽会やサロンで競って弾かれたそうです。そういったことも手伝って、この曲に不満を持っていたラヴェルは、後にこれをオーケストラ化し、高い評価を得ています。私も、この曲は好きですが、フォーレのパヴァーヌの方がより好きです。もうひとつ有名なマルガリータの画「ラス・メニーナス

4.クララ・シューマン「ロマンス・ヴァリエ 作品3(部分)」 Clara Schumann, romance variee

クララが13歳のとき、ロベルト・シューマンに捧げた曲で、初々しく可愛らしくて、素直な曲です。この MIDI 曲は、変奏しないで短いですが、いま全曲完全版を少しづつ作っています。最初のカデンツァが難しくて、まだしばらくかかりそうです。この曲の主題がロベルトとかブラームスの曲にも出てくるので、この曲は「クララのテーマ」といってもいいでしょう。これは希少 MIDIです。

3.イギリス民謡「 My sweetheart's like Venus(いばらさん)

ウェールズ民謡をホルストがアレンジした「My sweetheart's like Venus」、イギリス古謡の好きな いばらさんが作ってくれたMIDIファイルです。この曲は、イギリスのアカペラ作品をラターが指揮し、ケンブリッジ・シンガーズ歌った、CD「There is sweet music」に収められています。このCDは高い評価を得ています、ぜひ聴いてみてください。これは希少 MIDIです。

2.フォーレ「パヴァーヌ」 Faure, Pavane

フォーレの作品中もっとも知られた曲でしょう。憂いを含み、品格を感ずる名旋律をもった曲。曲が終わるかなと思うと左手の和音を刻む音が聞こえてまた曲が続いていくという趣が好きですね。MIDI作成ソフトを買った直後でもあり、けっこう長い曲なので入力に苦労しました。

1.パッフェルベル「カノン」 Pachelbel, Canon

カノンとは輪唱のことです。「三声のカノンとジーグ」というオルガン曲だったのをザイフェルトがヴァイオリン用に書き換えて、人気が出て来た曲です。どこか懐かしくて敬虔な曲で、ヴァイオリン、ピアノ版もあります。映画では「幸福」、「普通の人々」で使われました。

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